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【今夜登場】女子レスリング藤波朱理を支える華々しい人脈…中学から負けなしの金メダル大本命

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月7日 16時0分

【今夜登場】女子レスリング藤波朱理を支える華々しい人脈…中学から負けなしの金メダル大本命

藤波朱理(C)共同通信社

【パリ五輪】レスリング女子53キロ級

 東京五輪50キロ級金メダルの須崎優衣(25)とともに女子レスリングを牽引しているのが、53キロ級の藤波だ。

 昨年6月の全日本選抜選手権で3連覇を達成し、中学時代の2017年9月(全日本女子オープン)から続く連勝を122とし、五輪3連覇の吉田沙保里が持っていた連勝記録(119)を更新。今年1月の東日本大学女子リーグ戦で連勝を133まで伸ばして、パリに臨む。

 21年、23年の世界選手権を制覇。今年3月、練習中に脱臼した右肘を手術し、パリ五輪前の最後の実戦だった4月のアジア選手権(キルギス)欠場を強いられたものの、懸命の治療とリハビリで患部は順調に回復しており、金メダル取りを確実視されている。

「肘の痛みも心の痛みも過去最高だったけど、自分でも驚くぐらいすぐに気持ちを切り替えられた。練習できない間はケガをする前よりもレスリングのことを考えていました。ケガをしたのはパリで金メダルを取るための試練と受け止めて前を向いています」

 三重県四日市市で生まれた藤波は、1988年ソウル五輪代表候補で3度の国体を制した父・俊一さん(59)の手ほどきを受け、4歳でレスリングを始めた。高校レスリングの強豪・いなべ総合(三重)、日体大と一貫して俊一さんの指導を受けている。

「父からはレスリングを強制されたことは一度もなく、自由にやらせてくれたから今、自分ものびのびやれています。強制されていたら、嫌いになって、ここまで来れなかったと思います。母(千夏さん)は今春から上京してくれて食事や精神的にサポートしてくれています。母のサポートには感謝していて、自分が一番尊敬する人で、母みたいな人になりたいと思っています」

 日体大ではレスリングだけでなく、多くのトップアスリートからさまざまな影響を受けている。東京五輪体操女子種目別ゆか銅メダルの村上茉愛(27)からは「五輪の舞台は特別だけど、いかに普段通りにできるかが大事なこと」とアドバイスを受けたという。

「(東京五輪柔道女子52キロ級金の阿部)詩さんには、自分のケガのことなど悩みを聞いてもらっています。『パリ五輪で金メダル取りたいっす』って話したら、笑われましたけど。詩さんから初めての五輪の経験をいろいろ教えてもらって、『やっぱりケガが一番良くないので気を付けろ』と口を酸っぱくして言われています」

 日体大でコーチを務める五輪4連覇で吉田と並ぶ女子レスリングのレジェンドである伊調馨(40)は心強い存在だ。日頃の練習では、スパーリングで対峙することもあり、その実力はいまだに世界レベルだという。

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