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【今夜登場】女子レスリング藤波朱理を支える華々しい人脈…中学から負けなしの金メダル大本命

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月7日 16時0分

「(伊調)馨さんは本当に強くて、馨さんからポイントを取れたら、53キロ級の世界のどの選手からも取れると思う。馨さんが実際に組んでくれて『ちょっと左右の動きが足らんのじゃないの』『ポイントが足らんのじゃない?』などと感じたことをアドバイスしてくれるのはありがたいです。(五輪4大会出場の)馨さんは大きなものを背負って自分の比ではないぐらいのプレッシャーだったと思うし、自分はまだちっぽけだし、まだまだこれからだなと。馨さんに比べたら自分のプレッシャーなんて苦にならないと感じています」

「金メダルを取ることしか考えていない」ときっぱりと言い切る藤波にとって最大のライバルとなるのが、21年の23歳以下世界選手権(セルビア)優勝のルシア・ヤミレス・イェペス・グズマン(23=エクアドル)だ。藤波が制した昨年の世界選手権準々決勝で序盤に5点を先制される苦戦を強いられたのだ。

「グズマン戦では自分の悪いところが全て出た。あの経験ができたのは大きかった。今もあの試合の動画を見てから練習することも多いです。グズマンとはパリで再戦したいですね」

 今年3月に右肘を故障してからは体重管理に気を配っているそうで、好きな揚げ物やケーキなどを我慢してきた。20歳の誕生日を機に飲み始めた酒も昨年末から断っている。

「食べたくても我慢しているものがたくさんあるので、パリの選手村ではクロワッサンを楽しみにしています。もちろん、お酒も最高の気分で飲めるようにしたいですね。金メダルを取ったら、フランスだけにシャンパンを味わおうと決めています」

 女子レスリングが五輪の正式種目に採用された04年アテネ五輪で吉田と伊調が頂点に立って以来、日本は5大会連続、計15個の金メダルを獲得している。

 藤波は日本のお家芸種目の歴史に名を刻むことができるか。

▽藤波朱理(ふじなみ・あかり) 2003年11月11日、三重県四日市市生まれ。4歳で88年ソウル五輪代表候補だった父・俊一さん、17年世界選手権3位の兄・勇飛の影響でレスリングを始め、いなべ総合学園高でインターハイ、全日本選抜などを制覇。日体大進学後も中学2年から続く連勝記録を伸ばし続け、現在133連勝中。吉田沙保里の記録を抜き、「霊長類最強女子」の異名を引き継ぐ。163センチ。

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