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認知症の「軽症リハ」で、昼夜逆転の生活リズムを戻すこと重要なのはなぜか【正解のリハビリ、最善の介護】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月14日 9時26分

「昼間は起きて、夜は眠る」という本来の生活リズムを取り戻すと、身体機能が活発になり、脳が刺激を受け、筋力や体力も向上して人間力が回復していきます。適切な睡眠と3食しっかり食事をするという生活リズムを整えるだけで、認知症の症状がほぼ改善して、そのまま自宅に戻って問題なく日常生活を送れる患者さんもいます。

 医学的なリハビリに関する知識がない多くの一般の方は、なぜ認知症の症状が回復して元に戻ったのかわからない場合がほとんどです。ですから、軽症リハによって救われたという家族はたくさんいらっしゃいます。

 日中は覚醒させて、生活リズムを整える対策を大切にする軽症リハは、入所している期間だけでなく、外来や通所、理学療法士や作業療法士が訪問して行うケースもあります。

 気持ちのいい生活リズムで活動することは、認知症の進行を遅らせ、日常生活で困らないように本人の“できる能力”も向上させることで、介護する家族の負担も減らすことができるのです。

(酒向正春/ねりま健育会病院院長)

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