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中日・髙橋宏斗に伸びる魔の手「ごり押しメジャー挑戦」の懸念…背後に見える山本由伸の関係者

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月21日 11時37分

中日・髙橋宏斗に伸びる魔の手「ごり押しメジャー挑戦」の懸念…背後に見える山本由伸の関係者

髙橋宏斗(C)共同通信社

54年ぶり年間防御率0点台が射程圏内

 無双男が打たれた。

 中日の髙橋宏斗(22)が20日のDeNA戦に先発し、初回に3安打2四球でいきなり2失点。続く二回は3者連続三振で切り抜けたものの、三回にも3安打に失策が絡んで3点目を失った。結局、7回途中4失点で降板。これが「大事件」のように大きく報じられるのはもちろん、54年ぶりの年間防御率0点台の偉業を射程圏内に入れているからである。

 その防御率はこの日の試合で試合前の0.68から0.96に悪化した。とはいえ、戦後唯一のシーズン防御率0点台を達成した1970年の村山実(阪神)の0.98はおろか、43年に藤本英雄(巨人)がつくったプロ野球記録0.73の更新が話題になるだけでも、今季の髙橋宏の無双ぶりを証明すると言っていい。

■「メジャーが朗希以上の評価」

「19日に米紙『USAトゥデー』の電子版が、複数のMLB球団幹部の話として、今オフのメジャー挑戦が確実視されているロッテの佐々木朗希について、<もう1シーズン、日本にとどまる可能性がある>と報じて話題になった。6勝3敗、防御率2.15の今季成績はともかく、相次ぐコンディション不良で離脱を繰り返している現状を考えれば、“さもありなん”ですが、そんな朗希以上に注目を集め始めているのが、朗希の1学年下の髙橋宏です。

 防御率0点台に加え、この日まで112回3分の2を投げて、いまだ一本もホームランを打たれていない。圧倒的な投球内容です。高校時代から大きな故障歴がなく、朗希が昨年まで実働3年で283回3分の2の投球回にとどまっているのに対し、髙橋宏は実働2年で262回3分の2を投げている。まだ肉体的な不安が解消されない朗希より、髙橋宏を評価するメジャー球団があるのは事実。前回登板(13日)のヤクルト戦のネット裏には、フィリーズやジャイアンツなど5人のメジャースカウトが集まりました」(米球界関係者)

山本由伸とは師弟関係

 日本代表が世界一になった23年のWBCで最年少の20歳で侍ジャパン入りした髙橋宏は、3試合に登板して3回1失点。すでに米球界に顔と名前を売った。今年3月にはMLB公式サイトが、<次にMLBのエースになる可能性がある日本人投手>と題して、佐々木朗希、オリックスの山下舜平大、ともに西武の髙橋光成、平良海馬と並んでリストアップ。将来のメジャー入りが注目されているのだが、前出の米球界関係者は、「高卒4年目の髙橋宏のメジャー挑戦を『将来的に』と考えるのは、楽観的すぎるのではないか」と、こう続ける。

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