1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

俳優・横内正さんのエネルギー源は「望まれること、評価されていることはやり続けること」【私が生きるクスリ】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月28日 9時26分

 刺し身、鶏、鰻を食べられない代わりに肉をよく食べます。テレビを見ていたら、年配のおばあさんが毎食ステーキを食べているというのを取り上げていました。お年寄りになると野菜や魚などの淡泊な食事がいいといわれますが、肉、ステーキを食べた方が健康にはいい、肉を食べた方がいいという説もある。

 ステーキは1週間にせいぜい1回くらいだけど、焼き肉はよく食べる、豚肉、とんかつも好きです。何か食べるとああなるこうなるというので、自分自身をがんじがらめに縛って、食べ物を制限するのがむしろよくない。自然体で好きなものをほどほどに食べるのが一番いいんじゃないかと思います。

 薬は飲んでいません。寝るような病気にも一度もかかったことがないです。社長兼マネジャーが僕の健康を気遣ってくれて、具合が悪いと言うとすぐに病院に連れてってくれるし、人間ドックは定期的にやって、部分的な〇〇ドックみたいなものも受けています。でも、血圧が少し高い程度。肝機能の数値も低いし、骨密度に至っては若者と変わらないそうです。自分でもビックリしました。

 元気なのは常に若者と接しているからでしょうね。29日から三越劇場で5回目の「リア王」をやります。若い人もいっぱい出演して、激しい戦のシーンもあります。若い人がこちらを年寄り扱いしないでやってくれるし、そんな若いパワーをいただいていることも健康の秘訣です。

 僕は昭和世代の生き物です。彼らは平成。もちろん、ものの考え方は違います。僕はものすごくアナログで、パソコンはやらないし、携帯電話を使うのも、事務所に直接電話する時くらい。まるで時代劇を生きているみたいです(笑)。それでもこちらからへつらって彼らによく思われようなんてしないし、常に自然体でいます。

 怒る時は怒るし。いい時は「よかった」と褒めます。若い人は言葉ひとつで落ち込んだり励みにしたりする。そういう起伏を肌で感じて、目で確認し、うまくコンタクトを取りながらコミュニケーションを取るようにしています。面白いお芝居をつくろうと思って、そういう作業をまだやれることも健康の秘訣かもしれません。

 体のメンテナンスで整体を週に1、2回やってもらったり、ストレッチやスクワットをパーソナルトレーナーをつけてやってもらったりもしましたが、今は時間が取れないのでお休みしています。公演が終わったらまた再開しようかなと思います。

 来年も引き続き、三越劇場でシェークスピア劇としてはパート7をやる予定です。そういう次のテーマがあることも元気な理由でしょうね。サラリーマンの方が会社を定年した途端に老けちゃうことがあります。そうならないためには継続してテーマを持つこと。テーマがあるとまた来年まで健康でいられるんじゃないでしょうか。

(聞き手=峯田淳/日刊ゲンダイ)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください