巨人ドラフト戦略に異変…浅野翔吾が覚醒気配で1位は《右の大砲》から《鳥谷2世》に乗り換え
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月28日 11時11分
浅野翔吾は目下絶好調(C)共同通信社
8月の浅野翔吾は35打数14安打で打率4割、2本塁打、9打点
巨人にいい意味で“想定外”なことが起きている。2022年ドラフト1位入団で高卒2年目の浅野翔吾(19)が絶好調なのだ。
今月12日に一軍に再登録されると、14日の阪神戦で自身初となる満塁本塁打を放ち、そこから10試合連続でスタメン出場。プロ初の2番で出場した24日の中日戦では、初回に2号先制ソロを叩き込み、さらに二塁打2本と単打をマークした。史上最年少サイクルヒットこそ逃したものの、自身初の猛打賞で4安打2打点3得点と大暴れ。8月の一軍再昇格後は、26日時点で35打数14安打で打率4割、2本塁打、9打点と打ちまくっている。
さるファーム関係者がこう明かす。
「今年初めにチームの重点補強ポイントを洗い出した球団は、その時点で浅野を含む二、三軍に在籍する若手の右の大砲候補が、今年は台頭する気配がなく、将来的にクリーンアップを担えそうな右の長距離打者自体が少ないことを確認しました。4番の岡本が早ければ今オフ、遅くても数年のうちにメジャーに流出する可能性があることを考えれば、危機的状況です。これは今秋のドラフトでなんとかしなければいけないという結論でした」
この時点でドラフト1位最有力候補に位置付けられたのが、3年時から大学日本代表の4番を任される青学大・西川史礁外野手(4年=龍谷大平安)だった。
西川は大学3年春に覚醒。打率.364、3本塁打、10打点で06年春以来となる東都大学リーグ優勝に貢献し、MVPを獲得した。18年ぶりに優勝した大学選手権でも打率.467、1本塁打、3打点と打ちまくった。大学日本代表では米国相手に全試合4番として打率.316をマーク。一躍、複数球団のドラフト1位候補に躍り出た。
「今年3月、プロの侍ジャパンの強化試合のメンバーに大学生から4人選ばれたうちの1人。強化試合で2安打し、好守も見せてプロ側にアピールした。右打ちのパワーヒッターは希少。将来的に岡本の後釜になり得る打者との評価でした」(同前)
阿部監督は門脇を不動の遊撃手にするつもりだったが…
それが、ここにきて雲行きが変わってきた。浅野が球団の想定より早く2年目でブレークの兆しを見せていることで、「浅野は右の中距離打者とはいえ、西川とは同じ外野手だけに、タイプが重なる」との声が大きくなっているという。つまり、ドラ1再考の可能性が出てきたのだ。
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