1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

巨人に“土の敵地”恐怖症 達川光男氏も「苦手は確か」と指摘…残り甲子園2試合、マツダ6試合

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月3日 9時26分

巨人に“土の敵地”恐怖症 達川光男氏も「苦手は確か」と指摘…残り甲子園2試合、マツダ6試合

門脇(左)は4回にも悪送球(C)共同通信社

 鉄壁の守備陣も、ここにくると話は別だ。

 昨1日の阪神戦。巨人の遊撃・門脇がいきなりやった。初回1死一塁の場面で森下の遊ゴロをファンブル。1死一、二塁とピンチを広げ、続く大山の右前打で先制された。

 この日、門脇は2エラーで巨人のチーム失策数は44。それでもセ・リーグ最少なのだが、甲子園では今季11試合目で8個のエラーを重ねている。

「巨人が土のグラウンドを苦手にしているのは確かでしょう」

 と、元広島監督の達川光男氏がこう続ける。

「巨人は今季、甲子園での阪神戦で3勝7敗。マツダスタジアムでの広島戦にも1勝4敗と負け越している。広島、巨人、阪神の3強の争いは勝負の9月に入り、ここからは1つのミスが命取りになる。人工芝を本拠地にする巨人は土の甲子園、マツダでは守備にいつも以上の神経を使うことになるし、苦手意識もあるでしょう。2つの球場に共通するのは、土のグラウンドという以外にも、熱狂的なファンの応援の後押しというのもある。甲子園は有名ですが、今のマツダの広島ファンの応援、熱気もすごいですから。特に試合終盤は2死から走者がひとり出ただけでも球場が揺れるほど。私も現役時代の甲子園で7-0から阪神に試合をひっくり返された経験がありますが、雰囲気に気おされて投手は制球を乱すわ、球審の際どいコースの判定にも影響した。巨人はそんな甲子園で2試合、マツダで6試合を残している。ここをどう乗り切るか。巨人の4年ぶりの優勝奪回のカギになるとみています」

 今季、マツダスタジアムでの広島戦7試合で4個の失策を記録している巨人はそもそも、2013年を最後に10年連続で勝ち越していない。

 1-1で迎えたこの日の七回、無死一、三塁から初回にタイムリーエラーを犯した門脇が勝ち越しの適時中前打を放ち、これが決勝点になった。しかし、試合後の阿部監督は直前の門脇のスクイズ失敗を問題視。「結果オーライ。今後はああいう作戦も増えてくると思うので、練習して欲しい」とクギを刺した。優勝争いの終盤を迎え、守備も攻撃もいい加減なプレーは許されない。

  ◇  ◇  ◇

 このところやや不安定な阿部監督のメンタルだが、先日はついに「俺の心も折れそう…」と、珍しく弱気な発言をした。いったい何が起きたのか。阿部監督が“くらった”出来事とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください