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高齢者の虫歯予防には「フッ素ケア」が効果あり…海外では70%以上激減したとの報告も

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月14日 9時26分

■歯科医院では高濃度な薬剤の塗布が可能

 いまはフッ素を配合した歯磨き剤や洗口剤が数多く販売されていて、手軽に購入できる。しかし、市販の歯磨き剤や洗口剤に含まれるフッ素の濃度は1500ppmまでと定められていて、900~1450ppmのものが多い。一方、歯科医院で取り扱うフッ素塗布剤の濃度は9000ppmで、それだけ効果が高くなる。フッ素ケアを行うなら、定期的に歯科医院に通って実践するのがおすすめだ。

「塗布したフッ素の効果持続期間は約3カ月間とされていて、定期的に繰り返し塗布する必要があります。通常なら3~6カ月、歯茎が下がり歯根が露出していて虫歯リスクが高い方であれば月1回程度、歯科医院でのフッ素塗布を行うといいでしょう。歯科医院によって異なりますが、条件に該当してフッ素塗布が保険適用になるケースでは、治療費の目安は1000円程度です」

 歯科医院での定期的なフッ素ケアにプラスして、自宅では市販されているフッ素配合の歯磨き剤や洗口剤を毎日使って、効果を持続させたい。

「ブラッシングを終えた後、フッ素を過剰に洗い流さないための工夫が大切です。フッ素配合の歯磨き剤をたっぷり使って口腔内全体に行き渡らせ、10~15ミリリットルと少なめの水で5秒間ほど1回だけうがいして吐き出す方法が推奨されています」

 フッ素に関しては、毒性があるため危険だという声もあるが、歯科医院や歯磨き剤で使われているフッ素は安全性が高いフッ化物なので心配はない。安心してフッ素ケアを実践し、健康な歯を手に入れたい。

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