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子宮頚がん予防…HPVワクチン接種後の不調が生じやすい3つ理由

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月18日 9時26分

 HPVワクチンは、婦人科に限らず、小児科、内科、皮膚科など、どの科でも接種できるが、坂田院長は「女性特有の心身の悩みがライフステージごとにある。HPVワクチンをきっかけに、生涯伴走してもらえる婦人科のかかりつけ医を持ってはどうか」と提案する。

 HPVワクチンで必ず取り沙汰されるのが、副反応。しかし、積極的勧奨差し控えの原因にもなった接種後のさまざまな症状がHPVワクチンと因果関係がないことは、名古屋市の大規模疫学調査、厚労省の全国疫学調査、海外での膨大なエビデンスで証明されている。

「(前述の)思春期世代であることや性教育の問題などもあり、何らかの症状があればしっかり対応するように、医師会からワクチン接種を行う医師に通知されています。私が接種を行った方では筋肉痛、発熱などがありましたが、難しい症状は経験していません」

 定期接種となるのは小6から高1の女子。1997年度から2007年度生まれの女性も、キャッチアップ接種として来年3月末まで公費で打てる。

「男性もHPVワクチン接種の対象です。男性では、中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマの予防になり、女性へHPVを感染させないようになる。HPVワクチンには2価、4価、9価があり、男性への承認は4価です(女性は9価も公費)。定期接種ではないので自費となりますが、補助が受けられる自治体も増えています」

 例えば世田谷区では今年10月1日から来年3月31日まで、住民登録のある小6から高1男子が全額公費負担となる。

 HPVワクチンの接種場所は、自治体のホームページで。最近は、学内で接種を行う大学も増えている。

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