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【新生エディージャパン検証】ラグビー・パシフィック杯準VもダブルSO不発…負けパターン脱却ならず(永田洋光)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月24日 17時35分

 ハーフタイムを境に、期待が落胆に変わるという、第2次エディ・ジャパンの"負けパターン"を脱却できなかったのである。

 ダブルSOは、本来はそうした負けパターンからの打開策だったはずだが、フィジー戦では控えのメンバーにSOもFBもこなせる山沢拓也や松田力也の名前がなく、大切な勝負所で司令塔が李だけになった。

 つまり、試合のもっとも大切な場面で、ダブルSOは機能しなかったのだ。

 ジャパンは、秋には10月26日に世界ランク3位のニュージーランド・オールブラックスと日産スタジアムで戦い、その後ヨーロッパに遠征。11月9日からフランス(4位)、ウルグアイ(17位)、イングランドとの3連戦に挑むが、現状では、こうした世界トップ10の強豪を倒すには、まだまだ地力が足りない。

 それがジャパンの現在地だと判明したのが、テストマッチ3勝4敗に終わった、サマーシリーズの総括である。

 果たしてジョーンズHCに打開のための秘策はあるのか。注目だ。

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