1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

石破新総裁は「タイガーマスク」になれるのか…早くも人事で高市氏は総務会長を固辞の前途多難

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月30日 9時26分

石破新総裁は「タイガーマスク」になれるのか…早くも人事で高市氏は総務会長を固辞の前途多難

党内は「ルール無用の悪党」ばかり(C)日刊ゲンダイ

 27日に投開票された自民党総裁選で、第28代総裁に就いた石破茂氏(67)。10月1日召集の臨時国会では岸田文雄首相(67)の後継として第102代の首相に指名される見通しで、人事では副総裁に菅義偉前首相(75)、幹事長に森山裕総務会長(79)、選挙対策委員長に小泉進次郎元環境相(43)を起用する方針を固めたほか、林芳正官房長官(63)を続投させる見通し、などと報じられている。

 派閥を持たない「非主流派」と言われてきた石破氏。総裁選で決選投票を戦った高市早苗経済安全保障相(63)に党総務会長を打診したものの、あっさり固辞されるなど、早くも党運営を巡るギクシャク感が伝えられているが、コップの中の争いはともかく、全国の党員、党友に加え、国民の関心が高いのはやはり、石破氏が総裁選で掲げた“公約”をどれだけ実現するかだろう。

 第二次安倍政権以降の自民党は公約を「言い放し」で守らないことが常態化してきた。この異常で言語道断の状況を変えない限り、石破氏が「ルールを守る」「公平、公正な政治」などと叫んでも国民の信頼は得られない。

 史上最多の9人が立候補した総裁選を振り返っても、各候補ともバラ色の美辞麗句ばかり並べ立てていたが、聞いた国民は「政権与党なのだから総裁選後ではなく今、やれ」「今までなぜ、やらなかった」「野党が強く訴えていた政策だろ」といった疑問を抱いたはずだ。

■裏金反社議員らに取り込まれたら石破氏の政治生命は終わる

 石破氏は総裁選出馬にあたり、地方創生を「日本経済の起爆剤」と位置づけて対策を講じること、災害への備えを強化するための「防災省」を創設することを掲げていたが、国民がそれ以上に注目したのは次の部分だろう。

 <政治資金をチェックする第三者機関を立ち上げる><旧文書通信交通滞在費(現調査研究広報滞在費)の公開基準を早期に策定する><政党交付金の使途などを明確化することを義務づける「政党法」を制定する>

 SNS上では、この石破氏の“公約”に期待する声とともに懸念もみられる。

《これが実現できたらすごい。だが、カネと欲にまみれた安倍、二階、麻生のマフィア一家を押しのけ、石破新総裁がどこまで跳ね返せるか》

《仮に裏金反社議員らに取り込まれたら、石破さんの政治生命は終わるだろう》

《石破新総裁は安倍元首相のイタコと化した高市さんと裏金組員をどう説き伏せるのだろうか》

 政界きっての漫画・アニメ好きで知られる石破氏。故・梶原一騎原作の人気漫画「タイガーマスク」では、反則当たり前のレスラーを養成していた悪の組織「虎の穴」を抜け出し、同組織から送り込まれた悪党レスラーと戦う主人公が描かれていたが、石破新総裁は果たして「ルール無用の悪党に正義のパンチをぶちかます」ことができるのだろうか。

  ◇  ◇  ◇

 総裁選前のメディアの予想を覆して総裁の座に就いた石破氏。関連記事【もっと読む】《効果絶大? 石破茂新総裁「5度目の正直」かなえた御利益グッズ『勝守 龍凰』が永田町で話題》【さらに読む】《麻生太郎キングメーカー残留狙いで「石破茂に乗る日」…次の総理総裁が「進次郎なら亡命」》などを取り上げている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください