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リアルアキバボーイズのけいたんさん 肺炎で「シワだらけで息が吸えない肺に…」退院後も危機感を

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月30日 9時26分

リアルアキバボーイズのけいたんさん 肺炎で「シワだらけで息が吸えない肺に…」退院後も危機感を

けいたん(榊原敬太)さん(C)日刊ゲンダイ

【独白 愉快な“病人”たち】

 けいたん(榊原敬太)さん
 (40歳/リアルアキバボーイズ)=肺炎

  ◇  ◇  ◇

 だんだん呼吸ができなくなって、「これはヤバイ」と思いました。でも、自宅に救急車を呼ぶって恥ずかしいじゃないですか。昼間だったし、マンションの前に救急車なんて、絶対、人に見られちゃう。でも、そう言っていられないくらい「死にそう」になったので救急車を呼び、そのまま約1カ月入院しました。

 事の起こりは2021年8月のことです。7月下旬に咳と熱の症状が出ました。「コロナじゃね?」と、すぐに検査を受けたのですが、陰性で、「じゃ、インフルエンザか?」と検査したけれど、「それも違うじゃん」となり、なんだかわからないまま解熱剤などの基本装備的な薬と注射を打って帰ってきました。

 その後、お金に糸目をつけずにコンビニで売っている高価な栄養ドリンクを買って、薬を飲んで、肉を食って、寝て汗をかくという、いつもの対処法を試しました。経験的に2日間これをすればだいたいの風邪は治ってきたのですが、このときばかりはまったくダメで、咳で呼吸が苦しくなりました。

 自分の感覚的には胸と背中の両方を押されて肺をつぶされている感じ。息が吸えない。吸おうとすると咳き込んでしまう。そんな状態が3日間続いたので、ついに救急車を呼んだわけです。

 正式な病名は覚えていないんですけど、なんらかのウイルス性の肺炎だと言われました。肺の画像を見ると、白い線がアチコチにいっぱい入っていて、「普通の肺はきれいですが、あなたの肺は紙をクシャクシャにしたような状態です」と言われました。要はシワだらけで息が吸えない肺になっていたのです。そのまま入院して、肺のシワを治す薬を飲み続けました。

 食事はゼリー状のものばかりでお腹はすくし、寝たきりです。薬を毎食後5~6錠飲んでいました。2週間ぐらいで少し良くなりましたが、3週間半たっても肺の画像はまだシワシワでしたね。

病気を機に事業の多角化を図った

 大きな危機感を持ったのは退院後です。呼吸がちゃんとできないのです。ちょっと走るだけで息が上がってしまい、体力がなくなったことを実感しました。それで病院の先生に相談したり、インターネットで肺炎の治し方を検索して、毎日10~15キロ歩くことにしたのです。時間を18時からと決めて2時間ほどひたすら歩いて、疲れたらタクシーで帰るという毎日でした。2週間過ぎた頃からジョギングを交ぜて歩いたり走ったり。1カ月後の検査では肺のシワが伸びて、感覚的にもいい感じになりました。

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