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【独占告白】肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月2日 9時26分

 2月上旬に退院。抗がん剤はずっと飲み続けて今も月に2回通院しています。

 4月4日には医師の了解を得て、ラジオの公開収録の仕事で復帰しました。10月2日に新曲「兄貴」を発売しました。「潮のにおいを 拭き取りもせず」という兄貴そのものを歌っているような曲です。

担当の先生からは「抗がん剤は延命治療です」と言われています。

 今回、新曲を出すにあたってはどう発表するか相談しました。実は1月はがんであることは公表しましたが、手術はできないステージ4で、完治することはないことは言っていません。ステージ4となると仕事や番組がなくなったりする、病気しているわけだから仕事が来なくてもいい……。

 悩んだけど、こういうことは嘘を言ってもしょうがない。言ったからといって恥ずかしい話でもない。ステージ4のがんと言えば、がんの人も別の病気で闘っている人も諦めてはいけないと励みになるのではないか。そう考えて公表することにしました。

 3月ごろは生きて歌うことができるだろうかと思っていたから、まさか新曲を出せるとは思ってもいなかった。今は5年歌えれば、いや、3年でいいから歌い続けたいと思っています。担当の先生からは「抗がん剤は延命治療です」と言われています。3年持てば、生きていて、さらに歌えれば……これからはそんな気持ちでステージに立ち続けます。

 がんになったこのタイミングで「兄貴」という曲になったのはたまたまです。鳥羽一郎の代表曲は「兄弟船」です。それを意識した売名行為みたいだと言われるかもしれませんが、この曲は8年前に前の事務所にいた時代にできていて、いつか出したいと思っていましたから。兄貴には最初に聴いてもらいました。神妙な顔をしていましたね。いつか出したいと温めていた曲が出せてよかった。最悪を考えて、ひょっとしたら、これが最後の曲になるかもというくらいの気持ちでやっています。

 年内には10公演あります。兄貴もいるし、兄貴の息子で甥の木村徹二も昨年、レコード大賞の新人賞を受賞して、来年の土日のスケジュールが埋まるくらい頑張っています。兄の竜蔵とはデュオで「竜徹日記」もやっている。大石まどかちゃんや石原詢子ちゃんにも助けてもらったりして、もし僕に何かあっても大丈夫なように準備しているので、歌ってくださいと言われています。2年前に兄貴と同じ日本クラウンにレコード会社を移籍して、どこまでも迷惑をかけることになったのは申し訳ないけど、みんなにフォローしてもらえるのはありがたいですね。

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