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「めざましテレビ」などで活躍した西田美歩さんは“介護タレント”に…きっかけは入籍と不妊治療【あの人は今】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月7日 9時26分

「めざましテレビ」などで活躍した西田美歩さんは“介護タレント”に…きっかけは入籍と不妊治療【あの人は今】

西田美歩さん(C)日刊ゲンダイ

【あの人は今こうしている】

 西田美歩さん(タレント/38歳)

 今から15年ほど前、「めざましテレビ」(フジテレビ系)や「おもいッきりPON!」(日本テレビ系)など朝の情報番組でリポーターやお天気お姉さんとして活躍していた西田美歩さん。明るく元気で、なぜか芸人とコントも披露していた。西田さん、今、どうしているのか。

  ◇  ◇  ◇

 西田さんに会ったのは、東京・大田区内のとある駅。待ち合わせにロードバイクで颯爽と現れ、まずはこう言った。

「リハビリ型のデイサービスと訪問介護でパートのヘルパーとして働き、訪問介護はこの5月で辞めたんですけど、利用者さんのお宅にこの自転車で回っていました。今は以前から働くデイサービスと、新しく居住型の老人介護施設の両方で働いています」

 西田さん、介護業界に転身していたのだ。

「あ、でもタレントをやめたわけではないんですよ。閉鎖的で暗く思われがちな介護の世界を、一般のみなさんに明るく楽しく伝えていきたくて、“介護タレント”としても活動しています」

“介護タレント”は西田さん自ら考え出した肩書。高齢者専門チャンネル「旅介(たびすけ)TV」でアシスタントやリポーターをしているそうだ。それにしても、なぜ介護?

「2017年に入籍したんですけど、結婚前提の交際だったのでその前から不妊治療をしていて、芸能活動はセーブしていました。両立は難しくて。代わりに、何かアルバイトをしようと、とにかく自宅から近い所で探していたところ、リハビリ型デイサービスが目に留まったんです。介護についてまったく知らず、デイサービスが何なのかも知らないまま建物の外から様子をのぞいてみたら、スポーツジムみたいに運動器具がたくさん並び、高齢者とスタッフさんが楽しそうだったんです。それで応募して働いてみたら、すっかり介護業界の面白さにハマってしまいました。シフト制で、週3~5日働いています」

実家近くのマンションに夫とネコ2匹と暮らす

 介護といえば、キツくて、報酬が低く敬遠されがちなイメージ。報酬は確かに「最低時給より少し高いくらい」だそうだが、キツくて耐えがたいとは感じないという。

「入浴介助が肉体的に大変だったり、感情のコントロールが難しい方が勘違いから怒ったり、ということはあります。でも、中学の頃から芸能界で働いていた私にとっては、あんまりキツイとは感じません。芸能界は個性豊かな人の集まりで、“何でもあり”な世界ですから(笑)。それに比べ、高齢の方は私の知らない地域の歴史や、お花などの自然、戦争の実体験……いろんなことを教えてくれます。ケアをしながら、私の毎日も豊かに、楽しくなったと感じています」

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