1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

世の中の「しにくい」が「しやすい」に一変…できる人だけが実践している“たった1つの考え方”

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月7日 9時26分

世の中の「しにくい」が「しやすい」に一変…できる人だけが実践している“たった1つの考え方”

世の中は「~しにくい」であふれている

 世の中には「誰がこんな使いにくいものを作ったんだよ……」と心の中で叫びたくなる商品やサービス、しくみ、ルールがあふれている。

 では、できる人は、一体どうやって「しにくい」を「しやすい」に変えているのだろうか? 

 コクヨのワークライフコンサルタント・下地寛也さんの著書で、「分ける技術」を駆使してありそうでなかった「しにくい」の解決を探った本『「しやすい」の作りかた』(サンマーク出版)より一部抜粋、再構成してお届けする。

  ◇ ◇  ◇

◼️どうすればうまく分けられるのか

「しやすい」は、たったひとつの技術を身につけることで実現できる。それが上手に「分ける」技術だ。

 コクヨのキャンパスノートが30行に分かれているのも、宅配ピザのMサイズがたいてい8等分にされているのも、ディズニーランドがエリア別に分かれているのも、すべて理由がある。「気が利いている」ものは、誰かが絶妙な分け方を考えたはずなのだ。

 どう分ければ「しにくい」が「しやすい」に変わるのか。

 仕事は、この1点を考えることで劇的に変わる。

 分けるときにもっとも大切なことは、「目的と分け方が合っているか」

「使いにくい」「わかりにくい」と感じるときはたいてい、「目的」と「分け方」にミスマッチが起こっている。

 ネットで消耗品を注文するとき、セットになっている数量が多すぎて「買いにくい」ことがある。これは配送の都合で分けられているからだ。

 役所で手続きをするときに窓口が「わかりにくい」ことがある。これは担当部門の都合で分けられているからだ。スーパーで惣菜を買おうとしたとき、魚の惣菜と肉の惣菜が別のコーナーに置かれていて「選びにくい」ことがある。これは食材の担当の都合で分けられているからだ。携帯電話のプランが複雑すぎて「選びにくい」ことがある。これは他社より安く見せたいというメーカー側の都合でプランが分けられているからだ。

 世の中に溢れる「しにくい」は、その商品やサービスを提供する側の都合で分けられていることで起こっている。このミスは、分ける目的を考えれば防げるはずなのだ。

◼️「生きにくい」を「生きやすい」に変えた坂本龍馬

 ただし、「あえて分けない」ことでうまくいく場合もある。

 先ほどコクヨのキャンパスノートの話をしたが、ノートにはあえて罫線(けいせん)で「分けない」タイプもある。「方眼タイプ」や「無地タイプ」だ。企画業務やクリエイティブな仕事をしている人は、イラストや図などを描きながら自由に発想することも多く、あえて罫線で分けないほうが「考えやすい」こともある。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください