1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

ものまね芸人の山本高広さん“結石”で命を落としかけた体験を語る

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月7日 9時26分

ものまね芸人の山本高広さん“結石”で命を落としかけた体験を語る

山本高広さん(提供写真)

【独白 愉快な“病人”たち】

 山本高広さん(ものまね芸人・声優/49歳)
  =左結石性腎盂腎炎

  ◇  ◇  ◇

「今日手術しないと死にます」

 そう言われてビックリしました。「敗血症」という危険な状態になる一歩手前だったみたいです。尿管結石を簡単に考えていました。

 一番初めの兆候は、今年の8月9日でした。激しい腹痛がありました。食あたりのような、ギックリ腰のような、つっている感じの痛みで、唇が白くなり、呼吸も荒くなるくらい床でのたうち回ったんです。

 そのときは20分ぐらいで治まったのですが、その2日後、福岡での生放送に出演するため、朝からタクシーで空港に向かっていたそのときに、また同じような痛みに襲われました。空港に着いたときには左側の腹から背中にかけて激痛があり、まっすぐ立っていられないほどでした。幸い搭乗時間まで少し余裕があったので、航空会社の方に声を掛けて空港の診療所で診てもらったところ、尿検査で血尿が出ていて「尿管結石の疑いがある」と言われました。

 痛み止めを飲みましたが、2日前の痛みよりひどく、先生に「このまま飛行機に乗るのはやめた方がいい」と言われ、救急車が呼ばれることに……。激痛の中、診療所から福岡の現場担当者に電話をかけて現状を説明しました。生放送だったので行かなきゃいけないという思いはあったのですが、電話をかけるのが精いっぱいでした。

 救急車で搬送されて、CTを撮ると、案の定“石”がありました。僕の認識では石はレーザーで粉砕するか手術で摘出するものだと思ったのですが、先生は「1センチ未満であれば大量に水を飲んで自然に出るのを待つしかない」というではありませんか。私の石は3.3ミリ。点滴に痛み止めを入れていただき、1時間ほど滞在した後、痛みが少し引いたので帰宅となりました。

 それから3日間はほとんど動かず痛み止めを飲んで安静にしていたのですが、14日の深夜、日付が変わったあたりから再び強烈な痛みに襲われました。気を失いそうでしたが、家から2分の場所に救急病院がありまして、電話をすると「来てください」と言っていただき本当に助かりました。

 今度は点滴に一番強い痛み止めを入れてくれたようで、ウソみたいに痛みが消えたのです。ただCTの結果、腎臓に炎症があることがわかり、泌尿器科の受診を勧められました。「手続きはしておきますから明朝また来てください」ということで、いったん帰宅したのが朝方の3時半。寝ることもできないまま翌朝病院に行くと、「左結石性腎盂腎炎」と診断され、「今日手術します」と言われたのです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください