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ものまね芸人の山本高広さん“結石”で命を落としかけた体験を語る

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月7日 9時26分

 左側の腎臓にできた石が尿管に詰まって尿がたまり、腎臓に細菌が発生している危険な状態でした。もし菌が全身をめぐると敗血症になり命を落とす危険が……。

 手術は全身麻酔でしたが15~30分で終了。病室で「どうなったんだろう?」と自分の下半身を見たらオムツ状態でした。そうなることは聞かされていたのでそれは問題なかったのですが、気になって中をちょっと見たら、真っ赤でした。そこからの2日間がじつは一番痛かったんです。

「膀胱に尿がたまっている感覚が起きるのと点滴、抗生物質を投与してますからより尿意は来ると思います」と言われた通り、常に尿意を感じていて排尿は30分に1回ぐらい。しかも血尿で激痛を伴うのです。膀胱はパンパンだから本当は勢いよく出したいのですが、1滴出すだけでも痛いのでゆるゆる出すわけです。でも、勢いを抑えられないから結局いつも激痛……。2日間はそんな大変な状態でした。

■石があるのかないのかはいまだ不明

 ただ3日目からは普通の尿になり、痛みもなくなりました。普通は術後に高熱が出るそうですが、僕は出ても37度。とても経過が良く、炎症の数値も低くなり、なんと最短の5日間で退院できました。

 でも、じつは石が取り出されたわけじゃなかったんです。手術は、腎臓と膀胱につながる尿管にステントを入れて、膿んでいる液体を排出しただけ。「石はどうなるんです?」と聞いたら、「自然に出るのを待つしかない」と、結局、一周回って振り出しに戻った感じでした。

 石があるのかないのかはいまだ不明です。退院の日に血尿が出たので検尿をすると、何か石っぽいものが見えました。看護師さんには伝えましたが、そのまま退院してしまったので、あれが石だったかどうかは未確認なんですよね。次の検査の日にはCT検査があるので、そこで判明すると思います。

 じつは年に1回は人間ドックを受けていて、何度か結石があることを指摘されていたんです。でも2回ほど大した痛みもなくコロンと出てきた経験があったので、結石を甘く見ていました。今後はさすがに気を付けようと思っています。

 一番よくなかったのは水をまったく飲まなかったことです。コーヒーが好きなのでコーヒーばかり飲んでいました。「コーヒー100、水0」と言ってもいいくらい。でも、コーヒーは水分を吸収するらしくて、結石ができやすい環境を自らつくっていたことを知りました。だから病気を機にコーヒーが怖くて飲めなくなりました。コーヒーに罪はないんですけど、飲み方が悪かった。今は「コーヒー0、水100」です。

(聞き手=松永詠美子)

▽山本高広(やまもと・たかひろ) 1975年、福岡県出身。俳優を目指して上京し、その後、ショーパブでものまねを中心に活動。織田裕二が出演した目薬のCMのワンシーン「キターッ!」のものまねでブレークし、現在は海外映画やネットフリックスで声優としても活躍している。10月19、20日には80年代アイドルによる合唱フェス「ネオ☆スターズ・パワーコーラスフェス2024」(横浜市開港記念会館)に出演する。

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