大谷ドジャースにあってヤンキースにないもの…金満で大人気の両球団“似て非なる”チーム作り
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月24日 9時26分
MLBの公式ホームページによれば、今季のチーム別若手有望株のランキングでドジャースは30球団中5位。ヤンキースは同18位だった。
■選手会や他球団がMLBに抗議するほど
ただし、ドジャースが勝利と育成を両立させながらコンスタントに結果を出している要因はカネとアタマに限らない。
「古くはマエケンこと前田健太(36=現タイガース)の8年契約、最近は大谷、山本、佐々木朗希(22=ロッテ)のタンパリング疑惑。ドジャースはルール違反スレスレのズル賢いことまでやってきたがゆえに、いまの地位がある」と別の特派員がこう続ける。
「マエケンは16年から基本給約3億3000万円、最大で年間11億円超の出来高払いがつく8年契約を結んだ。とにかくドジャースでプレーしたかったマエケンの足元を見た契約には、メジャー選手会がいくらなんでもアンフェアだとかみついた。大谷や山本、佐々木に関しては実際に他球団がMLBに対して『ドジャースのタンパリングではないか』と抗議しているほど。ドジャースは裏技まで使っているからコンスタントに勝てるのです。ヤンキースも『悪の帝国』の異名を取った以前なら、札束で選手の横っ面を引っぱたいて他球団から強奪してきたものですが、いまやそれだけのパワーもありません」
ドジャース対ヤンキースのワールドシリーズは日本時間26日から7試合とも午前9時8分に始まることが昨22日に決まった。1、2、6、7戦はドジャースタジアム、3~5戦はヤンキースタジアムで行われる。
■ヤ軍主砲「対決が楽しみ」
今季、ア・リーグ2冠(58本塁打、144打点)のジャッジが日本時間23日、本拠地ヤンキースタジアムで会見。
メジャー史上初の「50-50」(54本塁打、59盗塁)を達成した大谷について「素晴らしいアスリート。この競技で最高の選手であり、野球界のアンバサダー的存在だ」と持ち上げた。
昨季までア・リーグの本塁打王、MVP争いを繰り広げてきただけに「(右翼を守る)自分の頭上を越える本塁打を放ったこともあった。彼とのマッチアップを楽しみにしている」と心待ちにした。
◇ ◇ ◇
日本国民はもちろん、実はMLBやドナルド・トランプ贔屓の米放送局FOXまで、大谷を熱烈に応援しているという。いったいなぜか。大谷の活躍によって得られる「莫大なメリット」とはどれほどのものなのか。いま、米球界で何が起きているのか。
●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。
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