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フリーアナ益田由美さんは放送業界一の多趣味人間「思い立ったが吉日。何ごとも始めるのに年齢はない」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月11日 9時26分

 元々勉強は得意じゃなかったけど、やっぱり頭の体操をすることは大切だと思いましたね。もっとも、ショックは受けたけど、勉強するのをやめようとは思ったことがなくて。動画でドラマを見ながらポツンポツンと単語や短い会話がわかったりすると、メチャクチャうれしい。韓国語でファイトをファイティンと言うんですけど、自分を励ます感じで「ファイティン! 頑張ろう」と声に出しています。

ボケても手が覚えていて編み物ができちゃうとか(笑)

 やりたいことはもっとあるんですよ。始めたいと思っているのは書道です。18歳の時にやめちゃったけど、50年ぶりに始めようかと思っています。当時習っていた先生の字と先生の人柄が好きで楽しく教わっていたけど、先生がご高齢でお亡くなりになり、それっきりになってしまった。それが心残りで。当時、先生が書いたお手本を見ながら、やってみようかと。

 好きなことはいつから始めても遅いことはないと思います。それを死ぬまで続けることができたらいいな。ボケるのもそんなに先じゃないと思うけど、ボケても、もしできることがあれば。手が覚えていて編み物ができちゃうとかね(笑)。私の場合はやりたいことがこれからも増えるかもしれないし、いろんなことができるのは本当に恵まれていると思って感謝しています。

「なるほど!ザ・ワールド」では延べ100カ国に行きました。「また行くとしたらどこに行きたいか」とよく聞かれますが、行きたいというよりも強烈に覚えている現場を思い出すことが多いですね。トルコに1カ月滞在した時に湯治場で温泉に入りました。入ったら私をめがけて何かが突進してくる。日本でも有名になったドクターフィッシュでした。事前には何も知らされていないし、見るのも初めて。それをリアクションたっぷり、体全体を使ってリポートしました。あの体験は強烈でしたね。

 それから最初にお話ししたタヒチのマヒマヒ漁とか。「なるほど」で世界中を回り、その後始めた「晴れたらイイねッ!」などでは日本全国を回りました。世界も日本もいろんなところに十分、行かせていただき、そのことも恵まれていたと思っています。

 今は都心から少し離れたところに住んでいます。自然も豊かで海や山、川もあります。「晴れたらイイねッ!」で取り上げたのと同じようなところに住んでいるので、毎日が「晴れたらイイねッ!」みたいな環境と言っています。

■ナレーションを死ぬまで続けていきたい

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