佐々木朗希《ゴネ得》《ワガママ》と収まらぬ批判がロッテ球団にブーメラン
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月18日 11時32分
佐々木朗希(C)共同通信社
ポスティングシステムによる今オフのメジャー挑戦が決まったロッテの佐々木朗希(23)が、17日に本拠地のZOZOマリンで行われたファン感謝イベントに出席。冒頭で挨拶に立った吉井監督から、「大事なことを忘れていました。来季からマリーンズを飛び出して、高みに挑戦する選手がひとりいます。そうです、朗希です。朗希、出てきて」と促され、マイクの前に立った。
首脳陣や選手、スタッフへの5年間の感謝を口にした佐々木は、「これまでいただいた熱いご声援、厳しい激励も力に変えて、アメリカで頑張ってきます。本当にありがとうございました」とスピーチ。スタンドからは拍手が起きたものの、SNSやネット上では今も《ワガママ》、《ゴネ得》などと佐々木を批判する声が少なくない。
評論家の橋本清氏がこう言う。
「入団5年でのメジャー挑戦は野茂英雄さん、大谷翔平と同じですが、野茂さんは通算78勝を挙げて4年連続で最多勝のタイトルも獲得した。大谷も投手として5年で42勝し、打者として通算48本塁打。日本ハムのリーグ優勝、日本一に貢献しました。佐々木は実働4年で29勝。年間で先発ローテーションを守った経験がないままのメジャー挑戦ですから、《チームになにも貢献していないのに》というファンの心情は分からないわけではありません。強引な印象も否めませんが、選手がメジャー志向を持ったり、その希望を球団に伝えることはルール違反ではない。今は多くの選手がメジャー志向を持っており、高みを目指すのは自然な感情です。
佐々木個人に批判が集中してしまっていますが、ポスティングは申請するかしないかの権利は球団にあり、佐々木だけが責められるのは酷だと思う。肉体的に発展途上の投手で今季も故障による離脱があったとはいえ、18試合に登板して初の2ケタとなる10勝(5敗)を挙げ、防御率は2.35。11試合でQS(6回以上、自責点3以内)をマークした佐々木が抜ける穴は小さくない。来季、その穴を埋められず、Bクラスに低迷するようなら、佐々木の放出を決断した球団フロントが、一転して厳しい批判にさらされても不思議はありません」
「来季Bクラスならフロントは総辞職」とOBバッサリ
ロッテOBの里崎智也氏は、登録者80万人超を誇る自身のYouTubeチャンネルで《チームに幻滅した 佐々木朗希メジャー挑戦を容認 来年の結果次第でフロント総辞職》とのタイトルで動画をアップ。要約すると次の4項目について持論を展開している。
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