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車名は体を表さず? レクサス「LBX モリゾウ RR」は別次元のいいクルマだ(小沢コージ/自動車ジャーナリスト)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月20日 9時26分

 で、調べるとすぐ分かるのだが、ボディ骨格はLBXの改良版というより、公道ラリー車とも言うべきトヨタGRヤリス譲り。フロア前半分にヤリス、後ろ半分にカローラのパーツを使ったモノで、アッパーボディもLBXをベースに、スポット溶接箇所を469点も増やし、構造用接着剤使用量も12.8m延長。

 駆動システムもほぼレース用のごときGR-FOUTなる専用電子制御クラッチを使った4WDで、ギアボックスもGRヤリス用の8ATや6MTを、モリゾウRR用に上質カスタムしたもの。

 パワートレインどころかボディ全体がほぼGRヤリスで、このまま半分モータースポーツに使ってもおかしくないできなのだ。

全く新しいレクサスコンパクト

 650万~720万円という車両価格もベースのLBXより200万円高く、フルでイジってないと説明がつかない。

 つまり、LBX モリゾウ RRは、LBXのカスタムというより、GRヤリスをベースに作られた全く新しいレクサスコンパクト。それも速くてスパルタンでなく、速くて上質でジェントリー。言わばBMWのMモデルや、BMWベースのアルピナ車のような存在なのだ。

 既存の国産最速コンパクトの範疇で語れるクルマではない。個人的には“RR”など紛らわしい記号は付けずに、「レクサス モリゾウ」とか「LBX スーパーラクジュアリー」などにして欲しかったと思う。

 とはいえ、クルマのデキは大変いいのだ、高くて手が届かないだけで。とにかくかつてない、お金持ちのためのリッチで激速なレクサスコンパクトなのですよ。

(小沢コージ/自動車ジャーナリスト)

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