1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

侍ジャパン 26年WBCにこれだけの懸念材料…大谷、ダルビッシュの出場可否は不透明

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月26日 9時26分

侍ジャパン 26年WBCにこれだけの懸念材料…大谷、ダルビッシュの出場可否は不透明

侍ジャパンの井端弘和日本代表監督(C)日刊ゲンダイ

 侍ジャパンは昨24日、プレミア12の台湾との決勝戦に敗れ、2019年大会に続く連覇を逃した。

 井端弘和監督(49)はすでに、2年後のWBC26年大会までの続投が決定。プレミア12では苦杯をなめたものの、プレミア12とWBCはまったく別物だ。

 WBSC(世界野球ソフトボール連盟)が主催するプレミア12は、メジャー40人枠の選手の参加が認められていない一方、MLBなどが出資するWBCIが主催するWBCは参加可能。前回23年大会は、大谷翔平(エンゼルス=当時)、ダルビッシュ有(パドレス)ら日本人メジャー選手がメンバー入り。イチロー(マリナーズ=当時)が参戦した06年、09年大会以来の世界一を達成した。侍Jの命運は彼らが握っていることは間違いない。

「若手主体の今回のプレミア12のメンバーで、2年後のWBCに出場する可能性があるのは、23年大会で侍入りした戸郷翔征(巨人)、大勢(同)、高橋宏斗(中日)、牧秀悟(DeNA)を除けば、辰己涼介(楽天)、小園海斗(広島)、坂倉将吾(同)あたりが入れるかどうか。侍Jはヌートバー(カージナルス)ら日系メジャー選手の招集も検討しています。大会連覇は、一人でも多くのメジャーリーガーを招集できるかどうかにかかっているといえます」(球界OB)

 とはいえ、2年後に大谷やダルらが再び参加するかは不透明だ。代表周辺ではむしろ、「日本人メジャー選手の辞退が続出しかねない」と、危惧する声が上がっている。

 前回大会時、侍Jを率いた栗山英樹監督はこんなことを言っていた。

「いろんな要望を(WBCIに)ずっと出している。100個くらい。文句じいさんくらい」

 メジャー選手で唯一、宮崎合宿初日から参加したダルは、主催者から合宿期間中の練習試合出場を禁止され、3月10日の韓国戦にぶっつけで先発せざるを得ず、3回3失点と精彩を欠いた。

 メジャー選手が試合に出場できたのは、大会初戦(3月9日)の直前、6日と7日の強化試合から。実戦形式の登板は、宮崎合宿中、中日と壮行試合期間中の2度のシート打撃のみ。栗山監督はこうも言っていた。

侍Jの監督はメジャーリーガーとの関係構築が必須

「普通に考えるとあの球数で試合に出すことはあり得なくて。一切試合に出られず、調整がきかなくて調子が上がらない状況だったのは間違いない。ダルごめんなって謝りましたが、今の形だと米国に行ってる選手が参加しにくくなる。もしくはギリギリまで向こうで試合に出て一発勝負で集まる形しかなくなる」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください