大人にも増えている「重症喘息」の切り札となる治療薬
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月30日 9時26分
ほかにも、好酸球やIgEが高値でなく、アレルギーの機序がはっきりしない重症喘息にも有効な「テゼペルマブ(商品名テゼスパイア)」が22年に新たに認められた。ベンラリズマブを除いた生物学的製剤は、いずれも自己注射が可能だという。
都内在住の90代女性は、吸入治療の効果が乏しく、重度の息苦しさから80代後半でメポリズマブを開始。長年付き合った呼吸苦から解放され、現在は週に1回、美容師として働いている。
生物学的製剤の治療で患者を悩ませるのが、なんといっても高額な治療費だ。
「生物学的製剤は種類によって、月1~2回または2カ月に1回の注射が必要で、費用は保険3割で月数万~約10万円と非常に高額です。投与間隔を延ばすことはできても、過去の論文では治療を中止した場合、約半数は再発したと報告されています」
高額療養費制度の利用のほかに、加入している保険組合によっては、一定額を超えた医療費を払い戻す付加給付金制度が設けられているケースも少なくない。
「治る可能性がある子供の喘息と違って、成人喘息では長期間の治療が必要になります。生物学的製剤を開始される際は、自分の状況に合った制度を利用しながら治療するといいでしょう」
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