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フリーアナ牧原俊幸さん「カノッサの屈辱」と「食わず嫌い王決定戦」がナレーターとしての転機 【その日その瞬間】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月9日 9時26分

フリーアナ牧原俊幸さん「カノッサの屈辱」と「食わず嫌い王決定戦」がナレーターとしての転機 【その日その瞬間】

フリーアナウンサーの牧原俊幸さん(提供写真)

【その日その瞬間】

 牧原俊幸
 (フリーアナウンサー/66歳)

 元フジテレビアナウンサーの牧原俊幸さんのターニングポイントはナレーターを本格的に開始した2つの番組という。

  ◇  ◇  ◇

 今振り返ると「カノッサの屈辱」と、「とんねるずのみなさんのおかげでした」で23年間続いた「食わず嫌い王決定戦」のナレーター業の2つが僕にとっては大きかったですね。フリーになってもナレーションの仕事をいただけるのはそのおかげですから。

 ナレーションだけの仕事は最初が1990年から始まった「カノッサの屈辱」。深夜帯で1年だけでしたが、インパクトのある内容で当時話題にもなりました。「カノッサ」と同じディレクターが担当した「とんねるずのハンマープライス」でナレーションをやった時に、とんねるずのおふたりとつながりができ、95年に食わず嫌い王決定戦のナレーションを務めることに。「カノッサ」があったからこそ起用されましたから、この時がアナウンサーとしてのターニングポイントかなと。

 こちらは最初に食の説明をしたり、最後にもちょっと姿を見せましたが、ほとんどの時間が天の声(ナレーション)。23年間で母親が危篤で実家に戻るため、後輩アナに代役を頼んだ時以外はほぼ僕が担当。木、金曜が収録なので、その2日は他の番組や出張を入れず、23年間空けていましたから。

■「最弱王」を戦った大竹しのぶと泉谷しげる

 とんねるずとゲストがいるセットの壁の横の場所で僕は「いよいよ実食です」などとリアルタイムで実況。メニューの紹介など僕の声がすべてスタジオにいるみんなに聞こえています。その横には作りたてを出すための調理スペース。

 段取りは時期とともに変化しましたが、お馴染みなのは4品ずつ食べてその中に1つある嫌いなものを当てるというルール。

 ゲストも、少し嫌いな食べ物を提案して本番で食べている方はバレませんが、本当に嫌いな食べ物を設定される方はモロに表情に出ていましたね。有名なのは大竹しのぶさんと泉谷しげるさん。おふたりはあらためて「最弱王」を決めるために戦っていただきました。

 とんねるずとゲストのトークコーナーも評判で、「徹子の部屋」と「笑っていいとも!」のテレフォンショッキング、そして「食わず嫌い王決定戦」に出演するのが若手タレントの目標になっていたほどです。もしも食わず嫌いに出られた時に、何のメニューにするか考えている若手芸人も多かったとか(笑)。

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