「仮面の忍者 赤影」で青影役 金子吉延さんは週5日の病院通いで「ダイジョーブ?」【あの人は今】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月16日 9時26分
金子吉延さん(C)日刊ゲンダイ
【あの人は今こうしている】
金子吉延さん
(「仮面の忍者 赤影」で青影役/69歳)
♪赤い仮面は謎の人~という主題歌が懐かしい特撮忍者時代劇「仮面の忍者 赤影」(フジテレビ系)。1967~68年に放送され、主役の赤影、青影、白影らの個性的なキャラクターが魅力で、再放送が何度も繰り返されるほど大人気だった。「ダイジョーブ!」が決めゼリフの青影を演じた金子吉延さん、今どうしているのか。
◇ ◇ ◇
金子さんと待ち合わせたのは、東武東上線のとある駅の改札。
「ずっと板橋区に住んでる。40年くらい前からは、ここからバスに乗ったところにある都営住宅にいるよ。今は働いてないから1日1食。美しい姉妹とお母さんが経営している近所のカフェ『公孫樹亭』で食べ、この駅まで出て夕飯を食べることもある。自炊はしないから」
金子さん、まずはこう言った。ん? 1人暮らしということ?
「そう。オレが32歳のころにオヤジが心不全で亡くなってから、ずっとオフクロと、軽い知的障害がある5歳年下の弟と3人で暮らしてたんだけど、97歳のオフクロは数年前、ウチから車で5分の老人ホームに入ってもらって、弟は去年11月に亡くなったから。弟は腎臓が悪く、足腰も悪かったから入院してて突然……『こんなこと、あるの?』って信じられなかったよ」
■週5日の病院通い
一緒に暮らしていた家族がいなくなって1人とは、それは寂しいだろう。
「オフクロはオレが20歳のとき脳出血で入院し、オレが下の世話をしたんだよ。でも、長生きして、今もほとんどボケてない。老人ホームに入ってもらったのは、オレが面倒をみてあげられなくなったから。コロナ直前の2020年の正月にインフルエンザで肺炎を併発して入院したのが始まりで、その年は7回入院し、心臓の手術まで受けることになってさ。『心臓に血栓か腫瘍があります』って言われて。自覚症状がなかったから『は?』って感じだった。友だちに言わせると、その手術前は目がうつろで元気がなかったらしいんだけどね」
1週間の予定が45日間の入院となり、体重が20キロも落ちたのだとか。
「やっと退院したと思ったら、蜂窩織炎で高熱が出たり再発したりでね。今は週5日通院してる。月水金は長年患ってた腎不全の治療で1回4時間の人工透析、火土は乾癬の光線治療で皮膚科へ。昔は一晩でウイスキー1瓶飲むほど好きだったお酒も、ほとんど飲まなくなった。移動中や待ち時間の読書が、ささやかな楽しみ。今ハマってるのは、誉田哲也の警察小説『姫川玲子シリーズ』だね」
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