元巨人・クロマティの下半身不随初告白動画が話題に…誰でも発症する「歩けなくなる病気」の怖さ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月25日 9時26分
クロマティが脊柱管狭窄症で手術を受けたのは徳島大病院整形外科の西良浩一教授で、番組では現役時代の巨人のチームメート・中畑清やレッドソックスの吉田正尚らも執刀したスポーツ医学の名医として紹介された。手術は成功し、神経の圧迫が取り除かれたことでしびれなどが軽くなったのか、クロマティの表情は明るいが、自由に歩くことはできていない。ギラン・バレー症候群によるマヒがいまも重く残っているようだ。
実は富家氏は、脊柱管狭窄症の手術を受けていない。なぜか。
「主治医には、『5分歩くことが難しくなったら手術を考えましょう』と言われていますが、幸い6分弱は歩けますから手術は考えていません。痛みとしびれが増してきたら、歩道の端で休んで様子をみればいい。移動に時間がかかりますから、仕事や会合などで移動するときは、少し早めに家を出ていて、駅から待ち合わせ場所までは近くてもタクシーを使うことが多いですね。それで十分仕事もプライベートも楽しめますから、手術はしません。この手術が怖いのは、手術ミスで神経を損傷すると、本当に下半身不随で自立歩行ができなくなるのです。私は医師として失敗例を数多くみてきました。そのリスクを考えると、いまのままの生活でまったく問題ありません。万が一、神経への圧迫が悪化して、排尿や排便に異常が現れると、それは生命に影響が及びますから、手術も検討しますが、いまの症状のままなら手術はしません。喜寿で下半身不随は嫌ですわ」
■マッサージと筋トレ
生活の中で心掛けていることがあるという。
「1つは、腰痛改善に効果的なマッケンジー法です。うつぶせ寝の状態から両腕をついて上半身を起こしてエビ反りのような姿勢になる体操で、1セット10回を朝昼晩に分けて毎日6~8セットほど行っています。もう1つは筋トレで、スクワットを20回、腹筋と背筋を20回ずつ。体を支える筋肉が衰えると、症状が悪化しますから」
脊柱管狭窄症は患者数が580万人と推定され、高齢者は10人に1人が患っているという。高齢化で増加傾向だけに、クロマティの告白を人ごとと思わず、富家氏のような体操と筋トレに努めてはいかがだろうか。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【医師のお部屋】手足のしびれ、痛みが気になるあなた、脊柱管狭窄症かもしれません…
東スポWEB / 2024年12月22日 10時4分
-
元巨人・クロマティ氏が下半身不随の難病を初告白 脊柱管狭窄症で3年前から「まるでロボコップ」
スポニチアネックス / 2024年12月20日 20時16分
-
医師が処方する「運動療法処方箋」とはどんなものなのか?【日本版「足病医」が足のトラブル解決】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月5日 9時26分
-
加齢性骨変化の予防が認知症予防になるのはどうしてか?【正解のリハビリ、最善の介護】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月4日 9時26分
-
【医師監修】繰り返す腹痛・下痢・便秘……これって病気なの?意外と知らない「過敏性腸症候群」とは
HALMEK up / 2024年11月26日 18時50分
ランキング
-
13/4が日本製? 台湾で「日本の電車」が使われ続ける意外な理由
オールアバウト / 2024年12月25日 21時25分
-
2トースターでお餅を焼くと中がかたいまま…上手に焼くコツをタイガーが伝授!「予熱」より「余熱」がおすすめ
まいどなニュース / 2024年12月25日 17時45分
-
3「丸出だめ夫」人気博した漫画家・森田拳次さん死去、85歳…ちばてつやさんらと戦争体験伝える
読売新聞 / 2024年12月25日 21時5分
-
4帰省キャンセル希望界隈の妻が叫ぶ!「高額交通費にめまい」「親戚大宴会で完全アウェーが恐怖」
オールアバウト / 2024年12月25日 22時5分
-
5ユニクロが「名作コラボ」を復刻、コスパは抜群なのに“ちょっと残念”だった理由
日刊SPA! / 2024年12月25日 8時54分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください