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松平健さんは芸能生活50周年「50年と言ってもまだまだ旅の途中『道半ば』です」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月1日 9時26分

 ──主人公も年齢を重ね、成長しているというわけですね。さらに今回は、監督がバイオレンスアクションの名手である三池崇史監督であることも注目されています。

「冒頭から激しい立ち回りがあって、それ以外にもかなり激しい殺陣がたくさんあります。そういうところでも楽しんでいただける作品になっているかと思います」

■毎日1時間のウオーキングと週1度の飲酒

 ──撮影に向けて、体づくりなど何か準備はされましたか。

「特別なことは何もやってないですよ。いつも通りウオーキングやストレッチをしていただけです」

 ──ウオーキングはどれくらいされるんですか。

「基本、毎日1時間程度は歩きます。忙しい時は短い時間になってしまう時もあるし、途中で買い物などをする時もありますが(笑)、基本、毎日続けています」

 ──「マツケンサンバ」でも、いつも軽快なステップを披露されています。

「『暴れん坊将軍』のドラマが始まって3年目から舞台をやっていましたが、『マツケンサンバシリーズ』は、もともとフィナーレでずっとやっていたんですよ。サンバの前は、数え歌や音頭で、それがいつからかサンバにたどり着きました。とにかくお芝居を見たお客さんに最後は笑顔で帰ってもらいたいという一心でね。最初は『どうしちゃったの?』なんて驚かれる方も多かったのですが、だんだんと楽しんでいただけるようになりましたね」

■自分が楽しんでいると相手にも伝わる

 ──今や幼稚園や小学校の授業や運動会で踊っていたという若い世代からも大人気で、「キティちゃん」とのコラボなども話題になっています。硬派な将軍さまが金ピカの衣装を着て底抜けの明るさで踊るインパクトは絶大で、「東京五輪」の開・閉会式では、“マツケンサンバ待望論”も起こりました。

「やっぱり楽しんでほしいという気持ちが原点ですね。それとやっている時は自分が照れちゃダメなんです。自分も心底、楽しんでいると相手にも伝わるものですよ」

 ──改めて芸能生活50年を振り返っていかがですか。

「そうですねえ……。50周年と言っても、私にとっては、まだまだ旅の途中、道半ばといった思いです」

 ──実は「日刊ゲンダイ」も25年で創刊50周年を迎えます。読者も中高年の方が多いので、50周年の先輩として、何かメッセージをいただけますか。

「やはり一番大切なことは体です。先ほどウオーキングの話をしましたが、私も60代に入ってからは、本当に健康に気をつけるようになりました。以前はお酒も毎日たくさん飲んでいましたが、今は週に1度、2、3杯飲む程度にしています。今回、久しぶりの『暴れん坊将軍』となりますが、大いに暴れておりますので、ぜひご覧ください。自分がこうして今でも元気でやっていることで、同世代の方もまだまだ頑張ろうという気持ちになってもらえたらうれしいですね」

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