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試合に出続けたい大谷翔平vsブレーキ踏むドジャース首脳陣…早くも指揮官“制約”明言で衝突不可避

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月6日 11時32分

 そしてMVP3回、2年連続本塁打王、50本塁打-50盗塁、ワールドチャンピオン……昨年まで数々のタイトルを獲得しても「良いペースで来てるなと思いますけど、100点満点のペースではもちろんない」とも言った。

 すでに2度、右肘靱帯の修復手術を経験。あと1回、同じ症状になったら、投手を断念することも示唆している。二刀流選手としての投手寿命は限られるだけに、なおさら一日でも早く投手として、二刀流選手として納得する域に近づきたいのだ。

 投げて打っての二刀流は人一倍、体に負荷がかかる。しかも大谷が目指しているのは人より速い球を投げ、人より遠くに打球を飛ばす実にパワフルな二刀流だ。その体にかかる負荷はハンパじゃない。

 それが分かっているからこそ、首脳陣はブレーキをかけようとする。10年1000億円超の先行投資をしている球団にとって、大谷は観客と勝利を呼べる最大の商品でもある。縄でくくりつけてもムリはさせたくないのが本音だろう。

 だが大谷には、自分はできる限りの体調管理をしているという自負がある。睡眠や食生活に人一倍気を使い、十分過ぎるトレーニングもこなしている。そのうえでプレーできると判断しているのだし、野球がうまくなりたい、だからプレーしたいという欲が根底にあるからこそ10年1000億円超の価値を生み出したとも言える。

 今季は投打の二刀流という再び困難なステージに入るだけに、試合に出続けたい大谷とブレーキを踏む首脳陣のギリギリのせめぎ合いは避けて通れそうにない。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、いまや本場米国でメジャーリーグの顔となった大谷だが、2028年ロス五輪に本人は乗り気でも「出場できない可能性」が濃厚だという。いったいなぜか。どうして大谷は大舞台に立てないのか。その「3つの理由」とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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