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物忘れや記憶力低下…認知症なのか年なのか、どう見分ければいい?【第一人者が教える 認知症のすべて】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月7日 9時26分

物忘れや記憶力低下…認知症なのか年なのか、どう見分ければいい?【第一人者が教える 認知症のすべて】

写真はイメージ(C)iStock

【第一人者が教える 認知症のすべて】

 明けましておめでとうございます。年末年始はゆっくりおやすみできたでしょうか? 実家でご両親やごきょうだい、懐かしい友人らと久しぶりに過ごされた方もいることと思います。今年も認知症に関する情報を基礎的なものから最新のものまで、わかりやすくお伝えしていきたいと思っています。

 講演会などでよく受ける質問といえば「物忘れや記憶力低下が認知症の症状かどうかは、どうやって見極めればいいのですか? 普通の老化とどう違うのですか?」というものです。年を取ると誰でも物忘れをしやすくなるし、新しいことを覚えにくくなる。80歳を超えたら認知症でなくても半分くらいの人、85歳超では3分の2くらいに物忘れが見られるともいわれますから、改めてそれが生理的現象か、病的なものかとなると、迷いますよね。

 メディアでよく取り上げられるのが「昨日の夕食に何を食べたか思い出せないのは正常な物忘れ。食事をしたこと自体を忘れていたら病的な物忘れ」というもの。ただ、こんなふうに比較例を出せるケースはある程度症状が進んでから見られるもので、「物忘れが増えたけど、これって正常なの?」と迷っている段階では、もっと微妙な違いしかなく、判断がつきづらい。だから正常か病気かと迷うわけです。

 よく私が言うのは、「いざ思い出そうとしたときはパッと出てこないけど、ヒントを出されると思い出す」という場合は、ど忘れであって、心配しなくていい物忘れ。また、人には得手不得手があります。私自身で言えば、人の顔を覚えるのは得意ですが、名前を覚えるのは昔から苦手。お目にかかった方の名前が出てこなくても、自分はそういうタイプだからと思っています。

心配になったら「頻度」「程度」「広がり」の3つに注意

 物忘れが記憶力の問題ではなく、注意力の問題、ということもある。

 またもや私の例ですが、枝豆を茹でているときに電話がかかってきたことがありました。短い電話ではありましたが、切ったときにはすっかり枝豆のことを忘れていました。気がついたときには、湯が煮立ち、枝豆がふにゃふにゃになっていました。

 皆さんも同様の経験はありませんか? 仕事が忙しかったり、ストレスが大きかったり、疲れていたりしても、注意力は散漫になり、うっかりミスが頻発しますよね。これらが認知症による物忘れでないことは、大いに納得していただけることと思います。

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