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2年連続出場ゼロでも「NHK紅白視聴率アップ」がSTARTO社に与える深刻な影響…SNS普及も思わぬ逆風に

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月8日 9時26分

 しかも、今のSNS時代とSTARTO社の相性は良いように見えて、そうでもないという。実際、ファンの積極的な発信が仇になっているケースも見受けられる。

「いわゆるジャニオタは他人への攻撃性が高い人もいて、周りから見ると非常に排他的に感じられます。声に出さないだけで、彼女たちの言動に引いているネットユーザーは少なくないでしょう。テレビ中心時代、一般人はジャニオタの存在をスルーできました。リアルで目にしても、別に関わらなければ問題なかった。しかし、SNSが普及した今、一般人もジャニオタからいきなり攻撃される可能性がある。もちろん誹謗中傷をしていれば別ですが、普通の意見に噛み付くようなファンもいる。そうした、ファンたちの"正義"自体が"誹謗中傷"になっているケースも多々あります」

 SMAP以降のタレントがテレビの中心にいたことで、ジャニーズのタレント、ファンと一般人の距離は縮まっていた。しかし、テレビの衰退、SNSの発展がその差を再び広げるきっかけになっているというのだ。

「SNSでの行き過ぎたファンの行為が続けば、『別にタレントは嫌いではないが、あの界隈には関わりたくない』という感情を抱くネットユーザーはますます増えていくでしょう。ジャニオタたちは自らのSNSでの発信を絶対的な善と思いがちですが、マイナスになっていることも頭に入れておいたほうがいいのでは。中には、普通のファンもちゃんといるんですけどね」

 2025年、STARTO社はNHKに振り上げた拳を下ろしたり、ファンの暴走を制御したりしないと、所属タレントがどんどんマニアックな存在になってしまうかもしれない。

   ◇   ◇   ◇

 旧ジャニーズの歌手が不在でも視聴率低下が止まった背景とは? 関連記事もチェックしてほしい。

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