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燃費を良くする運転のコツがデータでズバリ! ガソリン価格は1月16日から1リットル185円に急騰

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月9日 9時26分

 省エネルギーセンターは、適正空気圧より約0.5気圧不足している状態で2000㏄の乗用車で走行した燃費悪化比率を試算した。それによると、市街地で2.5%、郊外で4.3%、高速道路で4.8%、それぞれ燃費が悪くなったという。

 仮にガソリンが16日以降の1リットル当たり185円とすると、4.6~8.9円ほど高いガソリンを使用しているのと同じになる。つまり、高速道路だと、計算上は1リットル195円近いガソリンで走っているのだ。さらなる今後の補助金縮小次第では、その影響はさらに大きくなるからシャレにならない。

 前述の点検データから多くのドライバーが空気圧不足を放置したまま運転していることが明らかだから、ガソリン急騰の今、改めて空気圧をチェックすべきだろう。どうしたらよいのか。

「適正空気圧は、国産車なら運転席ドアの開口部などに表示してありますが、メカに詳しくなければガソリンスタンドやカー用品店などでチェックしてもらうのが無難。たとえセルフ式のガソリンスタンドでも、タイヤ用の空気充填機が設置してあるので、スタッフがいる日中などに空気圧のチェックを希望すれば、点検してもらえることがあります。タイヤの空気圧が低いと、運転中にタイヤがバーストして命の危険もありますから、月1回のチェックをお勧めします」

■12秒周期の加減速で約1.5%悪化

 実際に走っているときのガソリン消費は、どうなのか。同センターはスマートドライブコンテストで東京都心部での走行データを分析したところ、ガソリン車の場合、発進時に最も多い38%のガソリンが消費されることが分かった。2番目は巡航時で35%。以下、停止時19%、減速時8%だった。

「最も燃費効率に優れる走り方は、一定の速度を守ること。走行中であっても、アクセルを踏んで加速すると、瞬間的な燃費は悪化します。とにかくムダな加速や急ブレーキをしないことが鉄則です。街中走行では、車間距離に余裕をもって目の前のクルマだけでなく、少し先の交通状況に気を配り、路上駐車や工事などが見つかったら、直前ではなく、手前で車線変更をしておくのがポイント。信号が青から黄に変わったのを見て、慌ててアクセルを踏んで信号を突破しようとするような運転が、燃費を悪化させるのです」

 赤信号で止まるときは早めにアクセルを離し、エンジンブレーキを用いて減速する。エンジンブレーキはガソリンを使用しないのでエコドライブに効果的だ。カーブの前も、進入前にアクセルを戻し、惰性で走るのがコツだという。

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