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巨人・戸郷翔征「メジャー移籍2年計画」…今季は最多勝&沢村賞→26年WBC活躍でスカウトに売り込み

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月15日 9時26分

巨人・戸郷翔征「メジャー移籍2年計画」…今季は最多勝&沢村賞→26年WBC活躍でスカウトに売り込み

戸郷翔征(C)共同通信社

 巨人の戸郷翔征(24)が昨13日、母校の宮崎・聖心ウルスラ学園高のグラウンドで自主トレを公開した。キャッチボールなどで1時間半ほど汗を流し、「3年連続2ケタ勝利(12勝)をしましたが、最多勝にも届かなかったし、沢村賞も1番になるために自分の殻も壁も破らないといけない。日本一も取れるように頑張りたい」と宣言した。

 自身初の開幕投手を務めた昨季は広島、阪神戦に集中的に投入されたことで、最多勝のタイトルには届かなかったが、4年ぶりのリーグ優勝奪回に大きく貢献した。さる球界関係者がこう言う。

「優勝争いが激しくなった8月からは中6日、5日、7日、8日、9月に入って中4日など、まちまちの登板間隔で、広島と阪神を相手に投げまくった。昨季15勝(3敗)で最多勝の菅野が毎週日曜日に登板日が固定されたのとは対照的でしたけど、それだけ阿部監督の戸郷への信頼が厚いということ。貯金12の菅野がオリオールズへ移籍した先発陣の穴は、オフのFA補強の失敗で埋まらなかった。楽天を自由契約になった昨季未勝利の田中将大を獲得しただけでは心もとない。エースとして今季は昨季以上にフル回転となる可能性がありそうです」

 戸郷の昨季の投球回数はリーグ2位の180イニング。「投球回数200イニング以上」という目安がある「沢村賞」を目標にしている以上、昨季のような“便利屋起用”も望むところだ。

 昨年11月に行われたプレミア12に出場。侍ジャパンのエースとして決勝の台湾戦に先発したものの、5回7安打4失点で降板。日本も敗れただけに、「来年の春先にWBCがある。日の丸の重さを昨年も感じられたし、あそこ(日本代表)でやれる喜びも感じた。選ばれるように頑張りたい」と2026年3月のWBCへの思いを吐露した。

「25年に最多勝と沢村賞、26年はWBCで活躍してメジャーのスカウトに売り込み、ポスティングを使って最短で27年シーズンからのメジャー挑戦が視野に入ってくる。戸郷のモチベーションは高そうです」(同前)

 エースは今季も阿部監督の無理難題に応えてくれそうだ。

  ◇  ◇  ◇

そんな戸郷は幼少期からどのように育ってきたのか。日刊ゲンダイは戸郷の母・ヒトミさんを取材。釣りと野球が大好きだった戸郷は幼少期から暇さえあれば竿か球を握っていたという。ヒトミさんや、母校・聖心ウルスラ学園の小田原斉監督が語った仰天エピソードの数々とは。

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