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佐々木朗希の移籍先が3球団に絞られた内幕…ファンのドジャース、ダルのパドレス、カネのブルージェイズ

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月15日 11時18分

佐々木朗希の移籍先が3球団に絞られた内幕…ファンのドジャース、ダルのパドレス、カネのブルージェイズ

佐々木朗希(C)日刊ゲンダイ

 佐々木朗希(23)の移籍先、どうやら3球団に絞られたようだ。

 面談にこぎ着けたといわれる球団のうち、ヤンキース、メッツ、レンジャーズ、カブス、ジャイアンツには断りの連絡が入り、残ったのはドジャース、パドレス、ブルージェイズと、複数の米メディアが報じた。

 このうちドジャースはタンパリング疑惑もあるほどで、当初から最有力といわれる球団だ。ア・リーグのスカウトがこう言った。

「佐々木はごく親しい人に、自分はドジャースファンと打ち明けたことがあるそうです。ドジャースは2013年から昨年まで12年連続でプレーオフに進出。つまり佐々木がメジャーに興味を持ったであろう中学、高校生のころから全盛期に入った。カーショー(36=ドジャースからFA)が13年から2年連続でサイ・ヤング賞、17年には18勝で最多勝を獲得して絶対エースとして君臨。日本人選手では前田健太(36=現タイガース)が入団1年目の16年から2年連続2ケタ勝利をマークして地区優勝に貢献しています。彼らの活躍に刺激を受け、ドジャーブルーのユニホームに憧れを抱いたのかもしれません」

 パドレスは何よりダルビッシュ有(38)の存在がデカい。

 佐々木は昨オフ、家族ぐるみの付き合いの山本由伸(26)とともにドジャースに行くつもりだったといわれるが、「少しでも体に不安があると投げない佐々木にとって、誰よりも頼りになるのはダルですよ」と、かつてダルが在籍した日本ハムのOBがこう続ける。

「ダルは日本ハムにいたころ、自分の状態に納得がいかないと、たとえ試合直前だろうと登板をドタキャンした。そのスタンスは小学校時代から変わらない。体に少しでも不安があると、どんな状況だろうとさっさとマウンドを降りた。象徴的だったのが東北高2年夏の甲子園です。初戦だった福岡の筑陽学園相手に先発しながら、二回に2点を取られると降板。監督から代わるかと聞かれ、間髪を入れずに『代わります』と答えてベンチに下がった。

腰の状態が芳しくなかったからだが、そのスタンスに同級生は仰天した。高校生の誰もが憧れる甲子園の舞台、しかも負けたら終わりのトーナメントなのに、さっさとマウンドを降りたからです。2回戦を完投、3回戦は延長十一回をひとりで投げ切ったから、初戦も投げようと思えば投げられたはず。だが、無理はしなかった。そのメンタリティーは佐々木と相通じるものがある。佐々木は何かにつけてダルに相談しているそうですが、おそらく技術的なアドバイスを求めているだけではない。佐々木にとって似たようなメンタリティーを持ったダルは頼れる存在なのです」

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