最終候補3球団は佐々木朗希の“心身の脆弱”さを知っているのか…ロッテ時代「しっくりこない」で登板回避の仰天
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月17日 11時24分
佐々木朗希(C)日刊ゲンダイ
昨年のことだ。佐々木朗希(23)はシーズン中に2度、登録を抹消された。
1度目は5月28日。4日前のソフトバンク戦で7回119球を投げ、5安打1失点で4勝目を挙げたものの、「上半身の疲労の回復が遅れているために大事を取った」と球団から発表された。
6月8日の広島戦で復帰登板。6回1失点で勝利投手になったが、13日に「右上肢のコンディション不良」で再び登録を抹消された。
ロッテOBがこう言った。
「肘の靱帯が損傷していればそれこそ一大事。さすがに球団も検査をしたのですが、どこにも異常は見つからなかったと聞きました。それなら、なぜ投げないのか気になるところですが、本人は『しっくりこないので』と言っていたそうです」
いやはや、たまげた、オドロイタ。草野球ならともかく、投げるのが仕事のプロの投手で「しっくりこない」から投げない選手がいるとは……。
代理人のジョエル・ウルフ氏は「これまでに肩を2度故障している」と言ったが、このOBによれば「肩を故障したこともないし、肘の靱帯はいまだ傷ひとつない」という。
甲子園で活躍して高校からプロ入りした投手は肘の靱帯に傷のひとつやふたつはあって当然といわれるが、甲子園出場経験のない佐々木は2019年のドラフトでプロ入りした当時、肘の靱帯があまりにもきれいでスタッフを仰天させたという。
「佐々木は故障する以前に自分でブレーキを踏める。危機管理能力に優れている」とはメジャースカウトだが、「しっくりこない」という程度で投げないのだから、肩も肘も消耗するわけがない。
「要するに心身とも、まだ子供」
前出のOBがこう言った。
「昨年の開幕前、首脳陣は佐々木にクギを刺したそうです。これまでは自分中心でやってきたかもしれないが、これからはチームのことも考えなきゃダメだよとね。それに対して本人は分かりましたと納得したといいます。首脳陣はチームのことを考えた上で投げられないのであれば、本人の意思を尊重するしかないと判断したようです」
そんなスタンスの佐々木に関して、「要するに心身とも、まだ子供なのです」と、別のロッテOBがこう続ける。
「佐々木は自分の状態が100%でなければ投げたくない。完璧な状態でないのに投げて結果が出なかったときに、周囲からアレコレ批判されるのが嫌なのでしょう」
佐々木は今後、海を渡って以降も「しっくりこない」という理由で登板を自重するのだろうか。
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