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羽生結弦「30歳の挑戦」…プロ転向から2年半「毎回五輪での記録を更新する気持ちでやっています」【独占インタビュー】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月19日 9時26分

 ──すべてを見られているという感覚ですか。

「ずっとすべてのファインダーがこちらに向けられ、シャッターを切られ続ける。それはやっぱりプレッシャーでしかなかった。練習中もほぼずっと、自分の方にだけ周りの顔がついてくるみたいな感覚があって、怖くなったりはしました。でも、その数は期待の表れでもある。その期待に応えなきゃ、と思いながら頑張れるようにはなってきたつもりです」

 ──そう思えるようになったのはいつ頃ですか。

「(18年の)平昌後、『もう見ないで』と思った時期ももちろんあったんですけど、徐々にですかね。腹が据わってきたという感じがします」

 ──ショーでは、プロジェクションマッピングなどテクノロジーを積極的に取り入れ、類を見ない世界観をつくり上げている。一方で、芸術の分野がAIなどに脅かされるという懸念もあります。

「確かにショーでは、最先端なことをやっている自負があります。アート×スポーツを表現しようと頑張っていますが、スポーツでしか味わえない感動、例えば高校野球の甲子園でがむしゃらに頑張る選手たちを見て、自然と涙が出てきたり、ワクワク感を持ちますが、彼らは感動させようとしてやっているわけではない。一方でショーで表現するアートの世界はつくり上げたものだからこそ感じる神聖さや感動がある。共存できると信じてこれからも頑張ります」

(聞き手=中西悠子/日刊ゲンダイ)

▽羽生結弦(はにゅう・ゆづる) 1994年12月7日、宮城県仙台市出身。4歳のときスケートを始める。14年ソチ五輪で金メダルを獲得すると、18年平昌五輪で連覇を達成。22年北京五輪では五輪で4回転アクセルに挑戦し、転倒したものの、国際大会で初めて「4A」と認定された。同年7月にプロ転向を発表。これまで数々の全国ツアーを実施し、現在は「Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd Echos of Life TOUR」を開催中。25年は広島、千葉で公演予定。

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