早期の「乳がん」治療で新たな選択肢 乳房を切らないラジオ波焼灼療法が23年末から保険適用で実施
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月22日 9時26分
「実際に対象となるのは、肌感覚として早期乳がんの1割前後」
ラジオ波焼灼療法では術後の放射線治療がセットだ。これは温存療法でも同様。放射線療法終了後、3カ月前後で吸引式針生検でがん細胞の焼き残しがないかを確認し、見つかった場合は手術で切除する。
「RAFAELO試験では5年間の無再発生存割合を評価項目としており、長期的にも一定の評価はできると思います。ラジオ波焼灼療法の適応であっても、全摘、温存療法も含めてそれぞれのメリット、デメリットを説明し、最終的には患者さんが決定します」
ラジオ波焼灼療法は、どこの施設でも受けられるわけではない。施設基準、そして治療を実施できる医師にも基準がある。たまたま受診した病院、医師がそれに該当していない場合、ラジオ波焼灼療法の適応に合致していても、受けられない。
「ラジオ波焼灼療法という選択肢がある」ということは、頭の片隅に置いておきたい。
▼“切らない治療” 他にも凍結療法や集束超音波療法があるが、臨床試験は行われていない。ラジオ波焼灼療法は第三相臨床試験でエビデンスが得られ、適応の患者が選定されたことで標準治療に加わった。
-
- 1
- 2
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「局部から異様なにおいが」子宮がん患者が気づいた“最初の異変”と、5度の再発からの“奇跡の根治”
週刊女性PRIME / 2025年1月19日 19時0分
-
GORTEC、頭頸部癌治療における新たな臨床試験の成功を発表
共同通信PRワイヤー / 2025年1月8日 15時36分
-
桑野信義、トミーズ雅、「ガキ使」出演芸人も…「大腸がん」なぜ増加? 予防法と発症後の最新事情【専門医解説】
ORICON NEWS / 2024年12月27日 8時0分
-
念のために受けた検診で「乳がん」が発覚。「両胸切除」することになった私は
OTONA SALONE / 2024年12月25日 8時0分
-
乳がん手術後の「乳房再建」で後悔しないために知っておきたいこと
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月24日 9時26分
ランキング
-
1いつもと違う「オナラの臭い」がしたら要注意…お酒好きの人が意識するべき"腸が求めている意外な栄養素"
プレジデントオンライン / 2025年1月22日 17時15分
-
2認知症リスクは3倍、寿命は10年縮まる…「悪口を言う人」に最低最悪の人生が待っている科学的理由
プレジデントオンライン / 2025年1月22日 16時15分
-
3サイゼリヤには“ない”けど、ガストには“ある”ものとは。吉野家、ココイチをも凌駕…ガストが“使える店”に進化を遂げていた
日刊SPA! / 2025年1月21日 15時53分
-
4「エンジンブレーキは迷惑行為!」で物議を呼んだ「エンブレ問題」って何!? そもそもなぜ「エンジンブレーキ」は存在し、どう使うべきなのか?
くるまのニュース / 2025年1月22日 16時40分
-
5優先席に荷物を置いて大騒ぎする“中国人観光客”。注意した高校生に5人がかりで罵声を浴びせ…助けに入った“意外な人物”
日刊SPA! / 2025年1月22日 8時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください