高齢者が幸せに暮らすために「生きがい」が大切なのはなぜか
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月29日 9時26分
がんの予防は難しいといわれますから、早期発見、早期治療が重要です。しかし、夫婦でがんを予防したり、骨変性や認知症を予防する簡単な方法はあるのです。それが「筋肉革命95」です。夫婦で筋肉増強をする筋肉トレーニングを行うことで、ミューズ細胞などの多機能型幹細胞の働きが促進され、がん細胞の増殖を予防し、骨粗しょう症と骨変形を予防し、生活習慣病を予防することで、認知症を防ぐことができます。
このように、筋肉量低下という落とし穴にはまらない対策をしつつ、定年後に豊かな生活を送るために大切なのは、冒頭でも触れた「生きがい」です。では、高齢者の生きがいとは何でしょうか。
高齢社会白書によると、男性は「趣味やスポーツに熱中する時(49.0%)」が最も多く、次いで、「孫など家族との団らんの時(40.7%)」「夫婦団らんの時(35.1%)」「旅行の時(36.4%)」でした。さらに、「仕事の時」「社会奉仕や地域活動の時」「教養や勉強する時」にも生きがいを感じます。
男性は自分の好きなことをして、家族と過ごすことに生きがいを感じるのです。ですから、家族のために一生懸命働いてきた世代は、仕事や社会奉仕などの社会参加を継続することが重要になります。
一方、女性の生きがいは「孫など家族との団らんの時(55.4%)」「友人や知人と食事や雑談の時(50.9%)」「美味しい食事の時(44.4%)」とシンプルです。このため、現在の高齢者世代では、男性が奥さまの健康や筋肉増進を上手に促進する必要があります。ただ、今後の共働きの世代になると、高齢者夫婦の生きがいも変わるかもしれません。
次回は定年後の人生に大きく関係する「居場所」と「役割」についてお話しします。
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