2025年12球団新助っ人 専門家が掛け値なし採点!「D評価」「ブンブン丸」獲得の球団は?
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月1日 11時0分
巨人のキャベッジ(C)ロイター/USA TODAY Sports
2月1日から始まるプロ野球のキャンプ。各球団の新助っ人も続々来日しているが、活躍しそうな選手、期待外れに終わりそうな選手は誰か。「メジャーリーグ選手名鑑」著者でもあるスポーツライターの友成那智氏の採点は──。
◇ ◇ ◇
友成氏は「特A」はいないとしながら、「A」評価をするのが、広島のエレフリス・モンテロ(1億3000万円)と、ロッテのブライアン・サモンズ(1億円)だ。
「主に一、三塁を守るモンテロは昨季こそメジャーで打率.205、4本塁打だが、3Aでは打率.309、16本塁打、出塁率.397、OPS.979の数字を残している。三塁打も3本打っており、パワーに加えて足もある。長距離砲タイプなので最初は苦労するかもしれないが、日本のストライクゾーンに慣れさえすれば結果を出すとみています」
先発候補の左腕サモンズはどうか。
「豊富な球種と制球力が武器。昨季、タイガースでメジャーデビューし、すべてリリーフ登板で6試合、27回3分の1、防御率3.62の好成績。それでも自由契約になったのは、サモンズ以上に優れた、若い投手が山ほどいるからです。タイガースの昨季のチーム防御率は30球団中4位の3.61ですからね」
内野のユーティリティーであるオリックスのジョーダン・ディアス(8000万円)と先発候補の中日のカイル・マラー(1億円)は「B+」、内外野を守れる西武のタイラー・ネビン(2億5000万円)は「B」と、こちらもまずまずの評価だ。
「ディアスは昨季、ネビンは一昨年、3Aで打率3割以上の好成績を残した。巧打とパワーを兼ね備える。変化球に対応できれば、高い数字を残せるでしょう。マラーはマイナー時代から期待株と言われていた投手。細かい制球はイマイチながら、最速156キロの直球でグイグイ押すタイプです。この3人はいずれも前アスレチックス。アスレチックスは長年、年俸が高騰した主力を放出し、若手を育てて勝ってきたが、近年はそのサイクルが不発。2028年の本拠地ラスベガス移転までに何とかチームを強化しなければならず、選手の大幅な入れ替えを断行している最中です。だから、『それなりに良い』レベルの選手が日本球界に流れています」
巨人はまさかの……
一方、いずれも若手時代から有望視され、先発候補として獲得した阪神のジョン・デュプランティエ(1億2000万円)は「D」評価、楽天のスペンサー・ハワード(1億5000万円)は「C-」と手厳しい。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
佐々木朗希のドジャース1年目はシーズン途中「強制終了」に現実味…ポストシーズンはベンチ観戦か
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月22日 9時26分
-
ド軍戦“回避”できた昨季39発男が「祈りを捧げる」 大型補強にXも嘆き「信じられない状態」
Full-Count / 2025年1月20日 16時23分
-
【西武】タイラー・ネビン外野手の獲得を発表 広池球団本部長「セデーニョと中軸を任せたい」
東スポWEB / 2025年1月17日 14時13分
-
西武、新外国人のネビン獲得発表…父は元エ軍指揮官 球団本部長「中軸を任せたい」
Full-Count / 2025年1月17日 13時3分
-
桐朋の“二刀流”森井翔太郎 2億3300万円でアスレチック入りの衝撃…直メジャー時代到来で人材流出加速
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月16日 11時32分
ランキング
-
1大相撲で出現していた「0.01%」の珍光景「スローでも分からん」 謎の動きもあった業師に喝采
THE ANSWER / 2025年2月1日 4時43分
-
2防御率1点台で“事実上の戦力外”「おかしい」 不遇のド軍37歳に同情の声「馬鹿げてる」
Full-Count / 2025年1月31日 17時57分
-
3ブルージェイズ FAシャーザーと年俸約24億円で合意 朗希獲得ならず、通算216勝の40歳右腕を補強
スポニチアネックス / 2025年2月1日 2時32分
-
4完全無欠のはずが…イチロー氏の“絶望的な弱点” 仲良し同僚が暴露「世界一酷い」
Full-Count / 2025年1月31日 18時51分
-
5若手の芽を摘む? 巨人・田中将大の活躍次第で崩れ去る「阿部構想」【2025年プロ野球キャンプの見どころ】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月1日 9時26分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください