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“興収100億円男”山﨑賢人「世界戦略」の行方 新作「アンダーニンジャ」が想定外のスロースタート

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月2日 9時26分

“興収100億円男”山﨑賢人「世界戦略」の行方 新作「アンダーニンジャ」が想定外のスロースタート

山崎賢人(C)日刊ゲンダイ

 1月24日に公開された山崎賢人(30)の主演映画「アンダーニンジャ」(東宝)は想定外のスタートとなった。興行通信社が同月28日に発表した、1月24~26日の観客動員数から週末興行ランキングを見ると、トップは「機動戦士Gundam GQuuuuuuX-Beginning」(東宝/バンダイナムコフィルムワークス)で、「アンダーニンジャ」は初登場3位。観客動員数は約16万人、興行収入は約2億2600円だった。昨年7月公開の「キングダム 大将軍の帰還」(東宝/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)が人気シリーズ作品ということもあるが、公開4日間で観客動員数は約146万7000人、興収約22億340万円を記録したことを踏まえると、今作は出足が遅い印象もする。

 筆者の試算によると、「アンダーニンジャ」の最終興収は10億円前後で、昨年4月に公開された「陰陽師0」(ワーナーブラザース)と同程度の興行成績となりそうだ。

 昨年1年間に1人で100億円近く稼いだ“ドル箱俳優”の今回のスロースタートの前には、残念な出来事もあった。

 山崎にとって役者デビュー15年という周年作品であるこの映画は、華々しい世界デビューへのプロローグでもあった。米ロサンゼルスのグローマンズ・チャイニーズ・シアターで現地時間1月8日にワールドプレミアイベントが予定されていた。「ゴジラ-1.0」(東宝)ですっかり現地で有名になった浜辺美波(24)とともに、レッドカーペット上で米国主要メディアのインタビューにも対応する予定だったが、直前の7日にロサンゼルス周辺で大規模な山火事が発生。カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事が非常事態宣言を発令し、イベントは中止された。

「東宝はもちろん、『アンダーニンジャ』に関わった全ての関係者が無念だったでしょうね。昨年9月のエミー賞と、今年1月にゴールデングローブ賞を受賞した『SHOGUN 将軍』(FX)のおかげで現地は時代劇ブームで盛り上がっています。『SHOGUNの次はNINJAだ!』と頑張って、せっかくワールドプレミアの準備をしてきたわけですからね。もし山火事が発生しなければ、1月末の公開じゃなかったらと、“たら・れば”を口にするのもむなしいですが、真田広之(64)の次は山崎が米国で注目を集めた可能性も高かったのです」(ハリウッド在住の映画プロデューサー)

 さらに、このプロデューサーは、今回の山火事による不運は「アンダーニンジャ」だけでなく、邦画界全体に影響が及ぶのではないかとも指摘する。

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