夏川りみさん『涙そうそう』との出会い BEGINの歌をテレビで偶然「あの時、飲みに出かけてたら…」【その日その瞬間】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月3日 9時26分
当時は、沖縄出身のKiroroが出てきた頃。曲を聴いて、「高校生でこんな曲を作っているんだ、すごいなあ」と思いました。そういうことがきっかけになって、このままここで歌っているのもいいけど、もう一回チャレンジしてみようと考えるようになった。
それでダメ元で前にいた事務所の社長に連絡してみました。社長に「今、何やってんの?」と聞かれ、「スナックで歌ってます」と答えたら、「もう一回チャレンジしてみる?」と言われました。社長は声をかけても、引き取ってくれるところがないなら諦めればいいと。
ある日、赤坂にあるお店に関係者に集まっていただいて、私はそこで森昌子さんの歌や演歌、歌謡曲を何曲か歌い、聴いてもらいました。そんな機会から2、3カ月経っても連絡がないから、もうダメなんだろうなと思っていたら、ビクターさんが拾ってくれるという。私はそれを聞いて、すぐに上京しました。
それで夏川りみとして再デビューが決まり、「夕映えにゆれて」(99年)をリリースしました。
もっとも、ヒットしたわけではありません。私が「涙そうそう」に出合うのは沖縄サミットが開かれた2000年のことです。この年にBEGINがアルバム「ビギンの島唄~オモトタケオ~」をリリースしたのですが、サミットの時に何げなくテレビをつけたら、BEGINが歌っていた。その時に何曲か歌った中で1曲だけ聴いたことがない歌があった。それが「涙そうそう」です。
聴いた瞬間に、「ワー、すごいな、いい曲だな」と思いました。その瞬間から頭の中で曲が繰り返し繰り返し流れる感じで、私はこれを歌いたいと猛烈に思ったんです。なので、もしあの時、誰かに誘われて飲みに行ったりして、テレビをつけていなかったら「涙そうそう」には出合わなかったと思っています。
BEGINは私の姉と同級生で、学生の時からバンドを組んで歌っていたので、よく知っていました。東京に出てきた時は居酒屋で飲んだりもしました。たまたま、BEGINが渋谷でライブをやっているというので出かけて行って、「『涙そうそう』、私も歌いたいな」と話をしました。
BEGINは私がどうしても歌いたいというので新曲を用意してくれたのですが、私が「涙そうそう」にこだわり、歌うことが実現しました。レコーディングで私は、幸せいっぱいで「涙そうそう」を歌いました。すると、BEGINに「これってどういう曲か知ってる?」と聞かれた。そして、森山良子さんが亡くなったお兄さんのことを書いた歌詞だと教えてくれて。
この記事に関連するニュース
-
夏川りみ 思い出の地で約8年ぶりのリリースイベント開催
スポニチアネックス / 2025年1月29日 22時40分
-
夏川りみが新曲発売イベント開催 14歳息子とセッション希望も「断られてしまう」
東スポWEB / 2025年1月29日 20時13分
-
【夏川りみ】 デビュー25周年 新曲「詩、歌、唄」披露 将来の夢は子どものギターでファミリーコンサート
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月29日 20時0分
-
明かされる歌姫の酒豪伝説「石垣の横綱、奄美の横綱って呼ばれてます」 酒豪の元横綱も「勝てない…」
スポニチアネックス / 2025年1月29日 13時50分
-
石垣島出身の夏川りみが紅白出演時の手厚い地元エピ披露 「歌の大会全部優勝するから」ゴリエが島での異名明かす
スポーツ報知 / 2025年1月29日 12時50分
ランキング
-
1夏川りみさん『涙そうそう』との出会い BEGINの歌をテレビで偶然「あの時、飲みに出かけてたら…」【その日その瞬間】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月3日 9時26分
-
2元フジテレビ渡邊渚が“美谷間”披露 PTSD乗り越え初のフォトエッセイ発売
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月3日 7時32分
-
3森咲智美さんはグラドル引退でも人気絶大 「“グラビア”講師をやってみたい。業界への恩返しです」【死ぬまでにやりたいこれだけのこと】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月3日 9時26分
-
4風間晋氏…「めざまし8」で「フジテレビ」退社発表…字幕で「今年1月退職しフリーとして活動」
スポーツ報知 / 2025年2月3日 8時9分
-
5生島ヒロシは昭和気質をアップデートできず…コンプラ違反でラジオ番組“ふてほど”降板のウラ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月3日 10時58分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください