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五輪の肥大化を解消する唯一の妙案 渡辺守成氏「五大陸同時開催案」に世界のメディアが仰天した【IOC会長選 7候補マニフェスト完全採点】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月4日 9時26分

 一方でこれらの国はかつて1964年の東京五輪がそうであったように、オリンピックが巨大であるが故の利益、五輪開催による経済復興やインフラ整備などをもくろんでいるのだ。それが果たされた後の問題、負のレガシーには思い至っていない。それこそバッハが提起したオリンピックの課題であった。この論点に爆弾とも思われる提案をしたのが、他ならぬ日本人初のIOC会長選立候補者、渡辺守成である。

 彼の五大陸同時開催提案には世界のメディアも仰天した。私もそうだった。五輪は選ばれた唯一無二の都市で開催されることで世界の衆目と富を集約してきた。このビジネスモデルを崩す発想には思い至らなかった。

 オリンピックシンボルである五輪は五つの大陸が手を取り合っている姿を象徴し、スポーツで平和をつくる五輪理念そのもの。五大陸5都市で同時に五輪を開催し24時間中継して世界を一つにできれば、それぞれの人々にとって五輪が同じ時にすぐそばにある。同時性と同地性。スポーツに共感しオリンピズムが実感できる。各都市10競技で行えば、5都市で50競技になるが、一都市開催経費は5分の1になる。小都市、小国家での開催も可能になる。

 五輪の肥大化を解消する妙案は渡辺案のみ。IOC委員の太平の眠りを覚醒するか?
(春日良一/五輪アナリスト)

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