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佐々木朗希に忍び寄るトミージョン手術の甚大リスク…ドジャースで投げる前から不安材料が山積

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年2月7日 9時26分

佐々木朗希に忍び寄るトミージョン手術の甚大リスク…ドジャースで投げる前から不安材料が山積

佐々木朗希(C)ロイター/USA TODAT Sports

 日本時間4日、アリゾナのキャンプ地で自主トレをスタートした大谷翔平(30)の変化は一目瞭然だった。

 キャッチボールの際、一昨年以上にテイクバックがコンパクトになっていたのだ。

 大谷はメジャー入りして以降、日本でプレーしていた時と比べてテイクバックが小さくなっていたが、今回の自主トレではさらに顕著になった。

 後ろを小さくした最大の理由は、肩肘の負担を軽減するためだろう。大谷はすでに2度、右肘靱帯の修復手術をした。本人は次に同じ症状になったら投手を断念することを示唆している。だとすれば二刀流を諦めることになるだけに、一年でも長く投手を続けるためのフォーム改造とみるべきだ。

 そこへいくと、早くも不安を指摘されているのが、今オフ、ドジャースに加入した佐々木朗希(23)だ。

 複数の米メディアが佐々木にトミー・ジョン手術の可能性があると報じている。

 ロッテ入団1年目に右肘を痛め、医師からトミー・ジョン手術を勧められたことが根拠になっているが、「キャンプ中のシート打撃で右肘を痛めたのは事実ですけど、靱帯は無傷だったと聞いています」と、ロッテOBがこう続ける。

「筋肉の肉離れだったそうですが、治療が思うように進まず、投げたくても投げられない状況が続いたのです。ただ、ロッテに入団したときから傷ひとつなかった佐々木の右肘の靱帯は、ドジャースに入団したいまもキレイだと聞きました。代理人は肩を2度痛めていると話していましたけど、肩を痛めた痕跡もありません。本人は少しでも肩肘に違和感があると、状態が悪化する以前に自分でブレーキを踏んでいましたからね」

 メジャー挑戦した日本人投手は、海を渡った時点で多かれ少なかれ肩肘を消耗していたといわれるが、佐々木は無傷というのだ。

 とはいえ、いずれトミー・ジョン手術は避けられないとの指摘があるのは事実だ。

「佐々木は他の投手と比べてもテイクバックが大きくて深い。あれだけ後ろが大きければ、肩肘への負担はハンパじゃありません」と、ア・リーグのスカウトがこう言う。

キャンプからエンジン全開

「サイ・ヤング賞3回のバーランダー(41=ジャイアンツ)、同賞2回のデグロム(36=レンジャーズ)、それに大谷もそうですが、トミー・ジョン手術は160キロ超の速球を投げる投手の宿命のようなもの。バーランダーやデグロムは常時、160キロ超の剛速球を投げているわけではない。ここぞの場面で力を入れているが、それでも靱帯を損傷したのです。佐々木は160キロ超の剛速球を投げる上、テイクバックが大きいのだから、肘にかかる負担は間違いなく大きい」

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