3年のブランクを経て帰ってきたiPod touch!新旧モデルとiPhone 6をサクッと比較
GIGAMEN / 2015年7月28日 16時0分
「あ~、あの懐かしの」とつぶやいてしまいそうなほど前世代から長い間アップデートされていなかったiPod Touch。ブランクは実に3年。その間にiPhoneは続々新機種が登場し、新しいMacBookに新しいiPad・・・とAppleはフル回転していたのにこのタイミングでiPod touchです。
正直なところ今さら感がちょこっとあるんですが、実際のスペックなどなどはどうなってるんでしょうか?
iPod touch6で改善された6の機能をさささっとあげてみましょう!
・iPod touch 6はA8プロセッサ搭載、iPod touch 5のA5プロセッサからぐんっとアップグレード!グラフィック性能は10倍ほど高くなっているそうで、iOS 8のMetal対応ゲームもサクサクッとプレイできちゃいます。
・iPod touch 6で512MBだったメモリ容量がiPod touch 6では、iPad Air 2以外のAppleデバイスと同じ1GBに増量!
・カメラのパフォーマンスがUP!iPod touch 6で5メガピクセルだった背面カメラがiPod touch 6では8メガピクセルに。セルフィーが当たり前の今、前面カメラが改善されたのも嬉しいですね。1秒に10枚の写真撮影が可能なバーストモード、動画のスローモーションモード、手ぶれ補正機能なども新たに追加されました。
・アシストプロセッサのM8が新たに搭載されたことで、体の動き、いわゆる「モーション」を検知して、フィットネストラッカーと連携させて歩数や歩行距離などをチェックすることが可能です。
・評判が思わしくなかったiPod touch 5のワイヤレス性能がiPod touch 6では大幅に改善されました。これまでのワイヤレスLAN規格のIEEE 802.11a/b/g/nに追加して最新の規格であるIEEE 802.11acに対応、これによって通信速度は3倍ほど速くなりました。
・本体そのもののサイズは変わっていませんが、iPod touch 6の最大容量モデルとして128GBモデルが用意されています。多くのデータを保存するアプリを使用するユーザにとっては嬉しい追加オプションですね。
そして気になるiPod touch 6の残念な点を4つ・・・
・ディスプレイに変化なし。前モデルと同じく4インチのRetinaディスプレイで、解像度も1136×640で据え置きです。デベロッパがよく使っているiPod touchですが、デベロッパにとってはディスプレイがもう少し大きい方が開発中のアプリチェックなどはやりやすいかもしれないですね。
・指紋スキャナもなければNFC(近距離無線通信技術)もないiPod touch 6。「Apple Pay対応じゃないとか!!!」という声が聞こえてきそうです。
・GPSは非搭載となっています。これはiPhoneとの線引きのためでは?とささやかれていますが、GPSなしでもAppleのロケーションサービスでそこそこ正しい位置情報をつかめるため、かなり正確な位置情報をつかみたいデベロッパ以外にはさほど痛手ではないのかな、とも思えます。
・Apple Watchでお目見え、その後発売されたMacBookにも搭載され、次世代iPhoneにも搭載されると言われている感圧タッチ。この感圧タッチはiPod touch 6には搭載されていません。残念っ!
つまるところiPod touch 6は「買い!」なのか「なし!」なのか
iPod touch 5と比較するとかなり改善されたということ、パフォーマンスに見合った低めの価格設定ということを考えれば「買い!」なのですが、全体的に高性能なiPhone 6と比較すると、まあ価格面で問題ないよという人は断然iPhoneを手に入れた方が賢明なので「なし!」ですね。
でも見た目や手に持った感じを重視するAppleファンも少なくありません。カラーは、イエローがなくなった代わりにゴールドがジョイン。ブルーとピンクは前モデルと比べてより鮮やかになって登場、そしてiPhone 6と比べるとその軽さ、薄さ、コンパクトさはかなり魅力的です。
人によっては「十分あり!」な新世代モデルではないでしょうか。
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