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病気の早期発見も?SpO2・ECG・PWVを家で測れる検査器に注目

GIGAMEN / 2021年2月18日 12時30分

新型コロナウイルスの流行で自分の体調により気を配るようになった人、心疾患・呼吸器疾患を有する人は必見。台湾発、世界最小と銘打たれた心臓血管検査器「iCARE Pro」の先行販売プロジェクトが今冬、米クラウドファンディングサイト「Indiegogo」で立ち上がりました。

親指の先で60秒押し続ける。各種データは共有可

小判に似た形の「iCARE Pro」の使い方ですが、両手の親指の先で左右の電極プレートと光学センサーを60秒押し続けるだけです。読み取れる情報は心拍数、血管の硬さが分かる脈波伝播速度(PWV)、肺機能の状態が分かる血中酸素飽和度(SpO2)、心電図(ECG)など。異常な数値・波形が見られれば、何かしらの病気の予防・早期発見につながる可能性があります。

読み取った情報をアプリで見られる「iCARE Pro」は2月中旬現在、目標を大きく上回る5.2万ドル(約550万円)以上を調達しました。ポケットサイズで使いやすく、生活習慣を見直せて、家族やかかりつけ医と各種データをクラウド上で共有できるとなれば、多くの人が支援するのも納得です。ただAIによる食生活の提案など、クラウド利用料の説明がやや不十分に思えます。

正式な医療機器ではない。不安を感じたら専門医へ

なお「iCARE Pro」は正式な医療機器ではなく、繰り返しになりますが、何かしらの病気の予防・早期発見につながる可能性がある心臓血管検査器です。体調に不安を感じたら、コロナ禍の今は手順が複雑ですが、専門医に診てもらいましょう。

 

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