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【相楽伊織・市川美織 インタビュー】学生運動をテーマにした舞台『ロッカールームに眠る僕の知らない戦争』で共演

GirlsNews / 2024年1月31日 3時30分

市川「私が演じるのは主人公タモツの妹、四ツ葉です。お人好しで自分よりも家族やほかの人の幸せを想っている心優しい、ごく普通の女の子です。私自身は、四ツ葉ほどお人好しではないと思います。でも、人って誰もがいちばん自分が可愛いじゃないですか?
私はアイドル時代、自分を一番可愛いと思っていなければ、周りにどんどん抜かされると思っていたので、あえて自分にそう言い聞かせていた部分もありました。でも、ずっと頑張ってこれたのは自分の一人の力ではなく、ファンの人が支えてくれてたからだと、卒業してから特に思うようになりました。
自分がもらった幸せを還元したい。応援したりされたりして、お互いに楽しい。そういう関係性をファンの人と築けたらいいなと思うようになったので、四ツ葉が描く幸せも理解できそうな気がします」

--作品の舞台である60年代のイメージは?

相楽「私にとって60年代は大昔のイメージです。やっとカラーテレビが出始めた時期なので、その時代を生きていた人が今も生きていて同じ世界で暮らしているのが少し不思議です。スマホや携帯がないなんて想像がつかなくて、どうやって生活してたんだろうと思います」

市川「私ももちろん生まれてないですし、文通と聞いて“そっか、メールがないんだ”と驚きました。今年も震災がありましたけど、そういった情報が手に入らないのはすごい不安だったろうし、私には耐えられそうにありません。その時代の人は強かったんじゃないかな」

--60年代と言うと、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズとほぼ同じ時代です。人々の熱気があふれた時代として描かれることも多いですが、本作では、あまり陽が当たらなかった部分が描かれていますね。

市川「教科書でも表面的にしか学んでこなかったので、深く見つめることで、今の自分はどうなんだろうと考え直す機会になった気がします。どの時代にも、いいこともあれば、悪いこともあって、失敗から学ぶことってたくさんあるはず。私たちや、もっと若い世代の人たちに伝えていくことは大事なんじゃないかな」

--稽古の様子や共演者さんについて聞かせてください。

相楽「最初は皆さん緊張していましたが、徐々に稽古場に慣れて打ち解けられるようになりました。この作品は暴力的な部分もありますが、優しい人たちで作るので、人間らしい部分も丁寧に描かれる作品になると思います」

市川「伊織ちゃんとは、コントのイベントでご一緒したことがあります。その時はあまり話す機会がなかったんですが、名前が似ているので印象に残っていました。顔合わせのときに演出のなるせさんが“今回はロックなメンバーを集めました”と言ったんですが、伊織ちゃんには芯の強さを感じますね」

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