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【タイ】電気バスの導入を検討へ

Global News Asia / 2015年4月23日 12時0分

すでに30年は走っている赤バスは、タイ人からも「ロットローン(暑い車)」と嫌みを混めて呼ばれている。(資料写真・そむちゃい吉田 撮影)

 2015年4月20日にタイ国交省は、バンコクの都バスとして電気自動車の導入を検討する事を明らかにした。

 バンコク都近郊には現在、2694台の公共バスが走行しており、新規に天然ガス(NGV)車両489台の導入が承認されている。

 ガソリンよりは安価とは言え、天然ガスも国際価格によっては割高になる場合も多く、国交省では電気を動力源とする電気バスの導入について、検討作業を続けて来た。

 国交省によると、バスの燃料代については、ディーゼル燃料の場合、年間で4300万バーツ(約1億5600万円)。天然ガスでも3400万バーツ(約1億2000万円)かかっている。これに対して電気の場合は年間で約30万バーツほどだという。

 問題の性能については、現在の技術では1回の充電に約5時間かかるものの、約250キロの連続走行が可能になっている。

 国交省では、今週プラチン国交相に対して、500台の車両を試験導入することを含めた提案を行い、了解を得た後、政府の承認を得たい意向だ。

 タイの公共バスは、新しく導入されるものは全てNGV車両であるが、30年は走っているであろうバスも、まだまだ現役で使われている。

 また、私営バスなども多いのだが、整備が行き渡っていないせいか、故障して路上に放置駐車されている車両も毎日のように見られる。

 こうした事から、新しい技術の導入も必要だが、末端の整備技術の向上や整備環境も改善していかない限り、導入後すぐに故障の連続となりかねない。

 この問題はバスに限らず、鉄道の維持管理や整備、さらに国全体のインフラ管理にも当てはまる問題だ。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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