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【タイ】タイのH&Mは高級志向?

Global News Asia / 2015年10月22日 17時0分

「H&M」は値段的に見ると、タイ国内では決して低価格ブランドとは言えない。そのため、客層も中流の上の層から富裕層になる。(高田胤臣 撮影)

 2015年10月22日、日本でも低価格でありながらファッション性が高いということで若者を中心に人気のブランド「H&M」。

 1947年創立のスウェーデン系のアパレルメーカーが1964年に海外進出して以来、世界各国で展開し、日本には2008年に登場。タイには2012年に1号店が、エイチ・タイ社によるフランチャイズで営業開始している。

 タイ国内ではすでに大きな商業施設にはいくつか店舗があり、同様にタイに進出済みの日本のアパレルで有名な「ユニクロ」と肩を並べる勢いとなっている。これらの低価格アパレルメーカーの進出はタイ人のファッションセンスにも大きな影響を与え、街中を歩く若者の服装はまるで欧米や日本のような雰囲気になっている。タイは中華系タイ人も多いため、ぱっと見では日本人を区別がつかなくなるような外見の人も出てきている。

 ただ、こういった日本では低価格ブランドのイメージがある「H&M」などだが、物価指数から判断すると、タイ国内では決して安い服とは言えない。

 タイではいまだに服飾市場や個人経営の小さな洋服販売店が多く、ノーブランドではあるものの100バーツ台から服が買えてしまう。タイ人は雑誌やテレビなどの影響をあまり受けない人が多く、小さな洋服販売店でも経営が成り立つ。

 そういった店と比べると「H&M」や「ユニクロ」はまだまだ割高で、こういった店で服を買う層は中流から富裕層になる。

 価格を日本円に換算すると日本とほとんど同じ価格帯ではあるが、国によってブランドの見え方もずいぶんと変わってくるようである。
【執筆 : 高田胤臣】

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