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【タイ】国土交通省が長距離バスの値下げを承認 さらに自由化へ

Global News Asia / 2015年10月30日 11時0分

チェンマイや北部、東北部行きで一番人気のナコンチャイエアー社。サービスも安全面でも評価が高い。最上級のファーストクラスは、早めに予約しないと滅多に席が取れない。値下げしたら、さらに人気が集中しそうだ。

 2015年10月30日、タイ国土交通省は、格安航空の普及によりバス離れが急増したことへの対処として、県をまたいで運行する長距離バスの運賃を、最大20%値下げする事を承認した。と、地元メディアが報じた。

 値下げは年末年始に間に合うように、ザ・トランスポート社を始めとする各社が対応するという。また20%を上回る値下げについても、規制をしない方針であり、自由な形でLCCとの競争を支援する。

 今年初頭にバス会社からは、LCCの料金について対策を取るように国土省に嘆願が出されていた。それが逆にバス運賃の値下げという形になったようだ。

 しかし、運賃の値下げにはサービスや安全面の低下というリスクがある。また、人気の会社にますます集中するようになる事も予想され、体力のないバス会社は淘汰される可能性もはらんでいるため、手放して喜ぶべきでは無いのかも知れない。

 予定通り20%値下げになった場合、バンコクーチェンマイ間のVIPバスで約700バーツが約500バーツ。バンコクースンガイコロク間で1200バーツが800バーツほどになると予想されている。
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】

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