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【インドネシア】富裕層華人が集まる高級住宅街「PIK」は食の激戦区

Global News Asia / 2015年11月5日 10時0分

ジャカルタの高級スーパーでは、岡山産の高級ブドウなどのフルーツも年々需要が増えている。(写真は、インターナショナルなレストランが軒を連ねる高級住宅街「PIK」)

 2015年11月3日、ジャカルタ北部のスカルノ・ハッタ国際空港近辺の高級住宅街「PIK」(Pantai Indah Kapuk)にはインドネシア料理をはじめ、日本料理・中華料理・台湾料理・韓国料理・タイ料理など国際色豊かなレストランが林立している。

 多くの人(主に周辺に住む中華系住民)が週末や夜になると足を運び、周囲が渋滞になるほど盛況だ。中華麺、シーフード、カフェ、バー、スイーツの店が豊富で、選択肢が多い点も魅力の一つ。

 味と値段にうるさい華人を相手にしているため、店の入れ替わりも激しい。最近話題になっている店は、抹茶のスイーツを出す日系のカフェ「しろくまカフェ」で、行列ができることも少なくない。

 PIK周辺は広大な住宅街が広がっており、中華系住民を中心とした地元住民が数多く訪れる。特に華人を惹き付ける主な理由として、イスラム教国家のインドネシアにおいて、あまり見かけることがない豚肉の料理を提供する店が多いことが挙げられる。その他、ジャカルタ中心部より比較的値段が安いこと、味が良いことなども人気の理由。似たような店舗展開のショッピングモールに入るレストランとは異なる、個性のある独立店舗で食事を摂ることを好む人も増えている。
【写真提供・出典 : TNCアジアトレンド総研】

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