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【タイ】イスラム料理の「カオモックガイ」も人気大衆料理

Global News Asia / 2015年12月12日 9時0分

カオモックガイはドライカレー風のご飯に同じスパイスで味付けした鶏肉がどかんと載っている。(高田胤臣 撮影)

 2015年12月12日、タイは大半が仏教徒であるが、南部はマレー系住民のイスラム教徒が多い。バンコクで一時期、スパイスも多用することからほかのタイ料理とは違う辛さもあって、タイ南部料理店が人気になった。日本人の中でも、これまでタイ料理のカレーではグリーンカレーが人気だったが、最近はマッサマンカレーと呼ばれるココナッツを多用した南部式カレーの名前がよく挙がるようになった。

 そんな南部料理の中で鶏肉を載せたご飯、カオモックガイは南部出身者やイスラム教徒だけでなく、タイ全土で昔から好まれる料理になっている。鶏を載せたご飯で有名なのはカオマンガイであるが、カオモックガイはドライカレーのようなスパイスを混ぜたご飯と同じスパイスで味付けした鶏肉を一緒に炊いた料理(調理方法は各種ある)だ。辛くないので、子供から大人まで楽しめる。

 バンコクではどこでも見かける料理で、屋台でも食堂でも有名店も多い。例えば、バンコクの北西で隣接するノンタブリ県にある「カオモックガイ・サヤーム」も有名だし、観光客も多く訪れる週末市、チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット内の「サマン・イスラム」もおいしい。チャトゥチャック市場内の時計塔のすぐそばにあり、この市場が開業してからの営業なので、すでに33年もの歴史がある。ここは外国人料金で1皿150バーツと相場の3倍はするが、ボリュームがあり、それにふさわしい味ではあった。

 タイは多民族国家で、いろいろな料理が楽しめる。イスラム教というと昨今はいいイメージはないが、料理はおいしいので試していただきたい。

【執筆 : 高田胤臣】

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